民俗学関係等の催し物スケジュール      

京都府内初の私設博物館
「竹取翁博物館」開館について
                “かぐや姫の里”京田辺
                  竹取翁博物館 館長 小泉芳孝

 定年退職間際に体調が悪くなり、その後も冬眠生活をして世間からかけ離れた生活をしていましたが、このままではいけないと悟った私は今年二月頃、長年の懸案であった博物館構想で社会に還元できればと自宅をミニ博物館とすることにして準備していました。
 その後西隣の借地民家と三軒隣りの旧民家が手に入り、これらの古民家を生かした“竹取物語発祥地”京田辺にふさわしい“かぐや姫の里”京田辺「竹取翁博物館」というものを運営することとなりました。
 つきましては、今回、館の案内パンフレットを作成しました。
http://taketori.koiyk.com/okina-hakubutu.html
「竹取翁博物館」の開館は、2012年2月1日ですが、現在、プレイベントとして
毎月各曜日の夜に下記の口座を開館することにしました。
@2011年12月2日から、
  毎月第一金曜日午後7時〜9時「竹取物語を語る会」を同博物館で開催決定。

また
A 第2金曜 午後7時〜9時「郷土史を学ぶ会」(予定)
B 第3金曜 午後7時〜9時「一休さんを語る会」(予定)
C 第4金曜 午後7時〜9時「継体天皇を語る会」(予定)
というように毎回のテーマを決めずに皆さんで語りあって気軽に参加できる会を発足することになりました。時々テーマにそったゲストの先生にもできましたらボランティアで来て頂いたりも考えておりますので、ぜひ上記のテーマでご興味のあるものがありましたらご参加頂ければ幸いです。
 当博物館は私設の博物館にふさわしいアイデアを募集しています。また、ボランティアスタッフも募集しています。学生、市民を問わず、博物館の活動に興味や関心のある方!是非気軽にご連絡ください!
 詳細は、 http://taketori.koiyk.com/okina-hakubutu.htmlをご覧下さい。
  連絡先  電話・FAX 0774-62-2522    携帯番号090-6961-9391
    HP http://taketori.koiyk.com/    Mail koiy@leto.eonet.ne.jp


竹取翁博物館(2012.2.1)のオープン
竹取翁博物館(2012.2.1)のオープニングは、朝日、毎日、読売、京都新聞、産経、赤旗、洛南タイムスが掲載し、
KBSラジオの京都放送が20分ほど中継、FMラジオで放送された。
 http://taketori.koiyk.com/
シンポジウムは、本音論が飛び出し、大変盛り上がりま?した。人形劇、尺
八とピアノ、歌と200人の参加者が訪れ盛り上がりました。
■『竹取物語を語る会』グループ発足。『竹取翁博物館』便りNo1発行されました。
  毎月第1金曜日 19~〜21時 竹取翁博物館 本館にて「竹取物語を語る会」を始めました。
 所在地:京都府京田辺市三山木直田10番地

京都民俗学会 第194回談話会のご案内


新年おめでとうございます。本年もなにとぞよろしくお願い申し上げます。
日 時:2月2日(木)18:30〜
会 場:キャンパスプラザ京都 第3会議室
     JR京都駅西へ徒歩約五分
      会場の部屋が変更となる場合がありますので
      1階の案内を確認してください
発表者:佐藤亜聖氏
((財)元興寺文化財研究所 考古学研究室 主任研究員)
     山形隆司氏
((財)元興寺文化財研究所人文科学研究室 専門研究員)
     蘇理剛志氏 (佛教大学 非常勤講師)
題 目:「近世志摩の葬送墓制の一考察
     −三重県志摩市浄土近世墓地遺跡の調査成果から」
★当日会費として300円を徴収いたします。
★会員以外の来聴を歓迎いたします。

京都民俗学会 第24回年次研究大会

★日 時:2005年12月4日(日) 午前10時より
★会 場:京都市学校歴史博物館(京都市下京区御幸町通仏光寺下ル橘町437)

【大会プログラム】
* 10:00〜     開会あいさつ
 ☆ 10:10〜10:50  山中健太氏(佛教大学大学院)
        「戦後の山村生活における生活改善の地域的展開
               −台所の改善から見た生活変化を中心に−」
 ☆ 10:50〜11:30  崔 杉昌氏(佛教大学大学院)
        「韓国東海岸の地域祭祀の変貌−盈徳郡の事例を中心に−」
☆ 11:30〜12:10  城下奈美氏(関西大学大学院)
「女性の紋継承−“女紋”の発生について−」
* 12:10〜13:10  昼休み・展示見学
△ 13:10〜13:40  会員総会
 ☆ 13:40〜14:20  前野雅彦氏(南山城村教育委員会村史編さん室)
「南山城村の寒施行」
☆ 14:20〜15:00  魯 成煥氏(韓国蔚山大学校人文大学)
        「切腹は韓国人にとって何か?」
 ☆ 15:00〜15:40  市川秀之氏(大阪狭山市教育委員会)
        「肥後和男宮座論の再検討」
* 15:40〜16:00  休 憩
◆ 16:00〜17:00  特別研究発表 黒田一充氏(関西大学文学部)
        「祭祀に造られる施設−お仮屋を中心に−」
▽ 17:40〜 懇親会 「WITHYOU」(中京区寺町錦上ル 075-241-0600)
★ 大会参加費…1500円(含、資料代・展示見学費) 懇親会費…5000円
★ 参加費並びに懇親会費は当日受付でお支払い下さい。
★ 一般参加歓迎。どなたでも自由にご参加下さい。懇親会への参加も歓迎します。
★ 一般研究発表は発表30分、質疑応答10分です。

【京都民俗学会 第24回年会事務局】
〒603−8301 京都市北区紫野北花ノ坊町96
佛教大学文学部 八木透研究室 075−491−2141(代表)


まいど東大阪!まちかどミュージアム・歴史と文化・芸術の散歩道 幻の映画撮影所とミュージアム巡り
 
2005年11月23日(水・祝)・午前10時30分〜午後4時頃
T部 10時30分 豆玩舎(おまけや)ZUNZO(ズンゾ) 見学会
       ※帝国キネマ撮影所資料展 同時開催 
11時15分 記念講演「帝国キネマと東大阪」 講師:宇田 正先生        
12時15分〜13時00分 昼食(各自)       
U部 13時00分 幻の撮影所とまちかどミュージアム巡り(約3.8KM)

豆玩舎ZUNZO→山澤家の長屋門→司馬遼太郎記念館→馬立(うまんたて)の丘・弥栄神社→舟板塀・理容床寅・中小阪地蔵堂→喫茶美術館(ティ-タイム)→樟徳館(長瀬撮影所跡)→俊徳道→延命寺→小阪駅解散(16時頃)

※各ミュージアムの紹介等は下記に記載
参 加 費  一人2000円(記念講演参加費、3館入館料、資料代含む)
              交通費、お弁当・お茶等はご持参ください。
※近隣の食堂・レストランについてもご案内いたします。
  募集人数  20名(申込み先着順)
 ※1部・2部どちらかひとつだけの参加希望の場合の費用につきましては、ご相談ください。
申込み方法  はがき又はFAXにて住所、氏名、電話番号、年齢「幻の映画撮影所とミュージアム
巡り」1部・2部参加と記して下記あてに郵送ください。11月15日(火)締め切り
 申込み先   郵便番号577-0803  東大阪市下小阪5−1−21・山三エイトビル3階
                   豆玩舎ZUNZO宛 TEL・FAX06−6725−2545
第1部紹介
帝国キネマ撮影所
大正5年、現在の近鉄河内小阪駅近くに帝国キネマ小阪撮影所が開設。同9年には帝国キネマ演芸株式会社が創立され、年間100本以上の映画を撮影しました。昭和3年(1928)、小阪から長瀬へ移転し敷地約30,000
uに、3,000uのステージ2棟を含む近代的な撮影所を開設、東洋のハリウッドと称せられました。
昭和5年日本映画ベストテン第1位になった「何が彼女をそうさせたか」など最新の設備でトーキー(有声)映画の開発がなされ、当時のスターやスタッフが付近に住んでいました。しかし、この東洋一の撮影所も昭和
5年9月30日火災により全焼し、撮影所は京都太秦撮影所を借りることなり、長瀬に再建されませんでした。

宮本順三記念ミュージアム「豆玩舎ZUNZO(おまけやズンゾ)」
「ZUNZO」は、幼少の頃より こよなくおもちゃを愛し、絵画芸術を志した宮本順三のペンネームです。
「豆玩舎ZUNZO」は、宮本順三(1915−2004)がこどもの頃から蒐集した日本各地のふるさとの玩具、グリコのおもちゃ係として戦前・戦後を通じて小さな玩具を考案していた頃の作品と世界中を旅して集めた人
形と玩具、画家として世界の遺跡・祭などを取材し描いた作品と諸民族の歴史と文化を伝える資料を展示。
小さなおもちゃ箱と小さな博物館にこめた宮本順三の夢と宇宙がひろがる空間です。
宮本順三は1927年(昭和2年)に大阪市内から東大阪市に家族と共に移住し、少年期には自宅前の延命寺で行われていた帝国キネマの映画の撮影風景を見て育ち、町の歴史とともに生涯を過ごしました。

第2部紹介 
司馬遼太郎記念館
   司馬遼太郎記念館は、自宅と隣接地で構成されている建物で、庭は雑木林をイメージしています。
   記念館は、いろんなことを感じ、自由に考える場です。一歩中に入ると静のイメージにぴったりの空間です。
  展示室では、著書と資料がずらりと来館者を出迎え、11メートルある天井までの書庫に驚くばかりです。
  展示室の奥の天井には坂本竜馬の姿のような影が浮き上がっていて、本当に偶然なのかと感じることでしょう。
   
理容床寅と中小阪地蔵堂
理容床寅は、1884年に村営の床屋さんとして創業、現在の営業中。江戸時代に川底から見つかった石仏、中小阪地蔵と仲良く隣り合っています。   
                      
喫茶美術館
   洋画家・須田剋太氏のエネルギーあふれる抽象画・書などの作品と、陶芸家・島岡達三氏(人間国宝)の作品を展示。島岡達三氏の作品でコーヒーなどを飲みながらゆったりと美に親しめます。「あらゆる文化は
庶民の手によってこそ豊かになる。」“美と味”を大切にする和寧文化社と作家達との出会いによって生まれた小さなミュージアム群です。               

樟蔭学園樟徳館(長瀬撮影所跡)
昭和14年(1939)、長瀬撮影所跡に樟蔭学園初代理事長・森平蔵の邸宅として樟徳館を建設。材木商だったためにふんだんに良材が使用されている点が魅力です。

長瀬川沿いと延命寺
 大きな延命地蔵が見守る川のほとりは、町の憩いの場所。延命地蔵堂と川沿いの松林が時代劇の格好の場で、当時の人気俳優・市川百々介や尾上紋十郎の撮影風景が見られました。
「まいど東大阪まちかどミュージアムマップ」より抜粋

『かぐや姫と竹フェスタ〜ライトアップ三山木大作戦〜』
10月9日(日)の17時〜19時「夜店市」
 10月10日(月祝)10〜15時
 「縁日」はもちろん、
 「大抽選会」「フリーマーケット」「たけのこコンサート」
 「竹のとうろうコンテストの表表彰式」
 
●「かぐや姫と竹フェスタ2005」10月1日〜10日まで
「かぐや姫と竹フェスタ2005―ライトアップ三山木大作戦―」
昨年のかぐや姫の衣装は平安中期以降の十二単でしたが、今年は三山木の歴史なども伝え「継体天皇と
かぐや姫の衣装」と言ってレンタルしたところ、時代考証の結果、三山木のかぐや姫は以下が適当と2点の衣装が届く。
 
「大鷦鷯尊(おおささぎのみこと)」仁徳天皇の青年期の名前、「阿加留比売(あかるひめ)」新羅のお姫様で、
夫である天之日矛(あめのひぼこ)から逃れ、大阪湾に逃れてきた姫(西淀川の姫島神社に祀られる織物の神)。
どちらも4〜5世紀の古墳時代の古代衣装。
 
1日の点灯式(5時半〜)、9日の前夜祭、10日のかぐや姫と竹フェスタには
 
* 10月1日から「かぐや姫」という石鹸が売り出された。
「お茶化粧石鹸」「竹化粧石鹸」の2種類で、京田辺の(株)カートンサービスオクダという会社が発売元です。
竹の方は同志社大学竹の高度利用センターとの共同開発で、企画、販売には玉露飴やOH!YATSU!を
手がけたTAPの学生達が関わっています。
10日の「かぐや姫と竹フェスタ」の模擬店にはお披露目の販売を予定しているそうですので、ぜひお試し下さい。

第15回京都地名フォーラム
 2006年1月22日(日) 山城郷土資料館(予定)
【テーマ】相楽(仮)の地名
 @斎藤幸雄氏「歌枕の里 鹿背山の文化史」(仮)
 A河原勝彦氏「相楽の地名について」(予定)

第14回京都地名フォーラム
 2005年11月27日(日)午後2時〜5時 場所:未定
【テーマ】丹波の地名(仮)@安藤信策氏「丹波の遺跡と地名」(仮)
 A若林重栄氏(予定)

第13回京都地名フォーラム
 2005年7月24日(日)午後2時〜5時 龍谷大学大宮学舎
【テーマ】源平ゆかりの地名
 @吉田金彦氏「京都地名 検証」紹介
 A山嵜泰正氏「義経伝説と京の地名」
 B糸井通浩氏「『平家物語』と地名」
【至急】次回開催日の内容:決定・変更などの時は、情報をメールでお送り下さい。

京都地名研究会第12回例会
 2005年1月30日(日)午後2時〜5時 於 城陽市東部コミュニティセンター
      城陽市寺田正道152 電話:774-55-7858
  1 生谷陽之助氏    諸国一ノ宮と地名 
  2 芝野康之氏 木津と木屋―南山城の古代

   3、「京都地名探訪」(仮)出版  出版社・勉誠出版
   4、普及委員会:地名文化博物館推進
   5、第4回総会・大会予定
     2005年4月17日(日) 龍谷大大宮学舎(七条大宮東入) 午後2−5時


◎京都民俗学談話会第193回例会の案内◎
初夏の候、会員の皆様におかれましては益々ご健勝のこととお喜び申し上げます。
さて、193回例会は祇園祭の賑わいのなかではありますが、
近年、近年祇園囃子の研究を精力的に進められておられる
田井さんの最新の成果をご報告いただきます。
・日 時:2005年7月14日(木)18:30〜
・会 場:会場:キャンパスプラザ京都 第2会議室(075−353-9111)
   JR京都駅西へ徒歩約五分
   会場の部屋が変更となる場合がありますので、1階の案内を確認してください
・発表者:田井竜一(京都市立芸術大学日本伝統音楽研究センター助教授)
・題 目:「現行の京都祇園囃子における特質について」
★当日会費として300円を徴収いたします


京都地名研究会4回総会・大会

  2005417日(日)午前1012時 理事会
     午後2〜5時  大会 於 龍谷大学大宮学舎
   記念講演 金田章裕・京都大学副学長
         「小字地名成立の過程」
     地名講演 鏡味明克・愛知学院大学教授
        「吉田東伍に学ぶ歴史地名の継承」


平成16年度の「公開例会」 
  京都地名研究会第11回例会

 2005年1128日(日)午後2〜5時 綾部市文化会館
. @舞鶴の「余部(あまるべ)」は「海人部(あまべ)」か  高橋聡子氏:
  A綾部の地名あれこれ」川端二三三郎(ふささぶろう)氏 

京都地名研究会第10回例会
 2005年9/26(日)午後2〜5時 龍谷大大宮学舎清和館大ホール

  @「この蟹や」の歌の地名と丸爾氏 渡部正理・会員
  A私の地名論 山口均・会員
 
 京都地名研究会第9回例会

  
2004年7月18日(日)午後1時30分 京都産業大学・神山ホール
    @「藤ノ森」地名考 宮本三郎氏  龍谷大非常勤講師 
  注意!当初予定の「橋本」の地名は、取止めとなり 
     文学散歩:知られざる神山 解説・案内 池田哲夫氏
     に変わりました。

    当日連絡・大学門衛所 075-705-14210


  京都地名研究会第11回例会
   
2004年11/28(日)午後2〜5時 綾部市文化会館 
    @舞鶴の地名    高橋聡子・会員
    A綾部の地名(仮)

  京都地名研究会第10回例会
   
2004年9/26(日)午後2〜5時 龍谷大大宮学舎清和館大ホール
    @「この蟹や」の歌の地名と丸爾氏  渡部正理・会員
    A私の地名論   山口均・会員


子どもの健全な発育にテレビはどう貢献すべきか・・

シンポジウム「テレビ・ネット文化と子どもの育ち」
      〜長崎・同級生殺害事件を契機にして〜

  日時:2004年9月10日(金)
      午後6時30分〜9時

  場所:京都市上京区烏丸上長者町角
       
KBS京都内「KBSホール」
    最寄りの交通機関・・
     
京都市営地下鉄 
丸太町駅または今出川駅から徒歩8分
            (京都御所 蛤御門の向かい側)   

   参加は自由・入場無料
 パネラー:京都市内の主婦
      宇治市内の小学校教諭
      岩崎貞明 メディア総合研究所事務局長
      春日井敏之 立命館大学文学部教授
 主催:民放労連京都放送労働組合
    市民のためのKBSをめざす実行委員会
  お問い合わせ先…民放労連京都放送労働組合Tel&Fax 075-451-4468

 
事件の背景にテレビやネットの影響も 
 長崎・佐世保の小6事件などここ数年、子どもによる殺傷事件が相次いでいます。
事件の背景は、一様ではありませんが、テレビやネットによる影響が大きいのでは
ないかと指摘する声が多く聞かれます。
 そこで、
「テレビ・ネット文化と子どもの育ち」〜長崎・同級生殺害事件を契機
にして〜
と題したシンポジウム
を開催することになりました。
 パネラーの皆さんには、家庭や学校それにテレビ局から子どもとテレビの現状を
それぞれ出し合い、合わせて会場の市民の方からも意見や質問を出してもらい、
テレビが子どもの発育にどう貢献出来るのかを考えて見ます。
日本教育再考
 日本においても教育論議が色々されていますが、それでも状況が全く変わらないのは一体なぜなのでしょうか?
 残念ながら、よく言われておりますように、評論家の多い事が一因でありましょう。
我々がみんなで教育を議論する割に、実生活にそれを取り入れたり、実行したりする事が意外と少ないものです。
また、偉いと思われておる方々が難しい言葉をこねくりまわした机上の空論、天下国家論にのみ傾倒し、実際の
生活のなかで我々が何をやればいいのかについて、多くを語ってはくれない、という事もありますね。
 「おじいちゃん、おばあちゃん」方というのは本来、智恵の宝庫であるわけです。
最近の日本の風潮として、困難な時代を生き抜いたそうした偉大な先人たちを軽視する傾向があるように思わ
れます。大坪さん 2001/1024


隼人サミット「古代隼人文化を語る」 鹿児島放送でTV放映! 
隼人サミット「古代隼人文化を語る」

隼人サミットの模様がTV放映!
2004年8月21日(土)、10時15分から鹿児島放送で、隼人サミットの模様がTV放送されます。
また、地元紙で8月4日の鹿児島の新聞、「南日本新聞」にも大きくとりあげられました、
鹿児島では南日本新聞にとりあげられれば、今回の催しが認められたというということになるようです。
 サミットの評価について、隼人町でも評判がよく、出席された方も有意義な一日だったと話されていました。
開 催 日 : 平成16年8月1日(日)
 開催時間 : 午前9時45分〜午後4時15分
 開催場所 : 隼人町農村環境改善センター(隼人町役場近く)
      鹿児島県姶良郡隼人町内山田1丁目14番10号
      入場無料 定員600名 要申込み 
  問合せ先 隼人町立隼人塚史跡館0995(43)7110
サミット出演者
 特別講演  10時15分〜
  森 浩一 考古学者・同志社大学名誉教授

シンポジウム13時30分〜
 進 行 役 原口 泉 鹿児島大学法文学部教授
 指導助言 井上満郎 京都産業大学教授
 パネラー 下野敏見 民俗学者 元鹿児島大学教授 
      小泉芳孝 京田辺市郷土史会理事
      角田博文 奈良県五條市阿田郷土史探求会幹事長
      藤浪三千尋 隼人町教育委員会
http://www.eonet.ne.jp/~koizumi/


隼人サミット「古代隼人文化を語る」  鹿児島県隼人町 
                           開始:平成16年(2004)8月開設

目的
 隼人町一帯は古代日向国の大隅、阿多の中央に位置し、曽の国と呼ばれていました。
 この地域は一宮正八幡宮である鹿児島神宮を持ち、海幸・山幸伝説など神武東征に係る
伝説が数多く存在します。鹿児島神宮には、山幸が龍宮から持ち帰ったとされる、潮満玉と
潮引き玉が保管されていると言われています。また、天皇の即位の礼に舞われるとされる
隼人舞も千年もの時代を経た現在でも受け継がれていると言われます。

 この隼人舞が庶民化し、祭事などで舞われ、せばる隼人舞・京田辺市の隼人舞、さらに
猿楽・能楽へと進化したものと言われています。これらの事が物語る古代隼人の文化とは、
古代日本の形成に大きく影響した事が伺えます。
 今回の隼人サミットでは、隼人に関する講演やシンポジウムのほか京田辺市の隼人舞や
鹿児島神宮の隼人舞の競演が行われましした。シンポジウムでは、考古学者や隼人研究者
それに民俗学者らとともに、隼人の竹と文化、機内隼人の歴史、海幸・山幸の神話それに
隼人と竹取物語との関係などの隼人の文化について発表が行われました。

 あなたは番目の訪問者です!    

開 催 日 : 平成16年8月1日(日)
 開催時間 : 午前9時45分〜午後4時15分
 開催場所 : 隼人町農村環境改善センター(隼人町役場近く)
      鹿児島県姶良郡隼人町内山田1丁目14番10号
      入場無料 定員600名 要申込み 
    問合せ先 隼人町立隼人塚史跡館0995(43)7110

サミット出演者
 特別講演  10時15分〜
  森 浩一 考古学者・同志社大学名誉教授





シンポジウム13時30分〜
 進 行 役  原口 泉 鹿児島大学法文学部教授
 指導助言 井上満郎 京都産業大学教授
 パネラー 下野敏見 民俗学者 元鹿児島大学教授 
      小泉芳孝 京田辺市郷土史会理事
      角田博文 奈良県五條市阿田郷土史探求会幹事長
      藤浪三千尋 隼人町教育委員会

隼人サミットの模様がTV放映!
2004年8月21日、10時15分から鹿児島放送で、隼人サミットの模様がTV放送されます。

また、地元紙で8月
4日の鹿児島の新聞、「南日本新聞」にも大きくとりあげられました、
鹿児島では南日本新聞にとりあげられれば、今回の催しが認められたというということになるようです。
サミットの評価について、隼人町でも評判がよく、出席された方も有意義な一日だったと話されていました。。


    隼人サミットの「シンポジウム」 隼人町農村環境改善センター


《開催スケジュール》
  ビデオ観賞「南の疾風・隼人」ダイジェスト 
  特別講演 森 浩一「隼人と日本文化」
  隼人舞T 鹿児島せばる 休息 隼人舞U京田辺市
  

《参加者略歴》
  ☆ 森 浩一 同志社大学名誉教授
     1928年大阪市生れ 同志社大学文学部卒業。
     専攻:日本考古学 日本文化史学
     著書:『交錯の日本史』(朝日新聞)『日本神話の考古学』他多数
 


シンポジウム 13時30分〜15時50分
  テーマT「日本神話の中の隼人」海幸・山幸などの神話、隼人と竹
  テーマU「機内に移住した隼人」京田辺・阿田への移住、竹取物語
  隼人舞V 鹿児島神宮 15時50分〜 

《参加者略歴》
  ☆ 原口 泉 鹿児島大学法文学部教授 
     著書:『鹿児島歴史散歩』他 
  ☆ 井上 満郎  京都産業大学教授
     京都大学卒業 大隅隼人の移住先に在住
     専攻:日本史 考古学(日本古代史研究)
     著書:『古代・中世の政治文化』『平安京』他多数
  ☆ 下野 敏見  元鹿児島大学教授
     鹿児島県知覧町出身 鹿児島大学文理学部卒 
     62年、第一回柳田国男賞。90年「東シナ海文化圏の民族」で南日本出版文化賞。
     著書:『隼人の国の民族史T・U』『南九州の伝統文化T・U』他多数
  ☆ 小泉 芳孝 京田辺市郷土史会理事
     1947年京都府生れ 近畿大学法学部卒業・佛教大学文学部卒業
     職歴:京都放送勤務
     専攻:日本民俗学・郷土史・京都民俗学談話会会員 京都地名研究会常任理事
     著書:『稲作民族の源流 日本・インドネシア』
     投稿:『竹取物語』かぐや姫の里京田辺市
  ☆ 角田 博文 奈良県五條市阿田郷土史探求会幹事長
  ☆ 藤浪 三千尋 鹿児島県隼人町教育委員会




■今回の隼人サミットでは、京田辺市の隼人舞や鹿児島神宮の隼人舞それに
  せばる隼人舞の競演が行われましした。


   せばる隼人舞 (鹿児島市)


        大住隼人舞 (京田辺市)



         鹿児島神宮隼人舞 (隼人町)


隼人サミット「古代隼人文化を語る」
                                     鹿児島県隼人町
目的
 隼人町一帯は古代日向国の大隅、阿多の中央に位置し、曽の国と呼ばれていました。
 この地域は一宮正八幡宮である鹿児島神宮を持ち、海幸・山幸伝説など神武東征に係る伝説が数多く
存在します。鹿児島神宮には、山幸が龍宮から持ち帰ったとされる、潮満玉と潮引き玉が保管されてい
ると言われています。また、天皇の即位の礼に舞われるとされる隼人舞も千年もの時代を経た現在でも
受け継がれていると言われます。

 この隼人舞が庶民化し、祭事などで舞われ、せばる隼人舞・京田辺市の隼人舞、さらに猿楽・能楽へと
進化したものと言われています。これらの事が物語る古代隼人の文化とは、古代日本の形成に大きく影
響した事が伺えます。
 今回の隼人サミットでは、隼人に関する講演やシンポジウムのほか京田辺市の隼人舞や鹿児島神宮の
隼人舞の競演を予定しています。シンポジウムでは、考古学者や隼人研究者それに民俗学者らとともに、
隼人の竹と文化、機内隼人の歴史、海幸・山幸の神話それに隼人と竹取物語との関係などの隼人の文化を
掘り起こすことになっています。

開 催 日 : 平成16年8月1日(日)
 開催時間 : 午前9時45分〜午後4時15分
 開催場所 : 隼人町農村環境改善センター(隼人町役場近く)
      鹿児島県姶良郡隼人町内山田1丁目14番10号
      入場無料 定員600名 要申込み 
    問合せ先 隼人町立隼人塚史跡館0995(43)7110

 サミット出演者
 特別講演  10時15分〜
  森 浩一 考古学者・同志社大学名誉教授

シンポジウム13時30分〜
 進 行 役  原田 泉 鹿児島大学法学部教授
 指導助言 井上満郎 京都産業大学教授
 パネラー 下野敏見 民俗学者 元鹿児島大学教授 
      小泉芳孝 京田辺市郷土史会理事
      角田博文 奈良県五條市阿田郷土史探求会幹事長
      藤浪三千尋 隼人町教育委員会

《開催スケジュール》
  ビデオ観賞「南の疾風・隼人」ダイジェスト 
  特別講演 森 浩一「隼人と日本文化」
  隼人舞T 鹿児島せばる 休息 隼人舞U京田辺市
  シンポジウム 13時30分〜15時50分
  テーマT「日本神話の中の隼人」海幸・山幸などの神話、隼人と竹
  テーマU「機内に移住した隼人」京田辺・阿田への移住、竹取物語
  隼人舞V 鹿児島神宮 15時50分〜 

《参加者略歴》
  ☆ 森 浩一 同志社大学名誉教授
     1928年大阪市生れ 同志社大学文学部卒業。
     専攻:日本考古学 日本文化史学
     著書:『交錯の日本史』(朝日新聞)『日本神話の考古学』他多数
  ☆ 原口 泉 鹿児島大学法学部教授 
     著書:『鹿児島歴史散歩』他 
  ☆ 井上 満郎  京都産業大学教授
     京都大学卒業 大隅隼人の移住先に在住
     専攻:日本史 考古学(日本古代史研究)
     著書:『古代・中世の政治文化』『平安京』他多数
  ☆ 下野 敏見  元鹿児島大学教授
     鹿児島県知覧町出身 鹿児島大学文理学部卒 
     62年、第一回柳田国男賞。90年「東シナ海文化圏の民族」で南日本出版文化賞。
     著書:『隼人の国の民族史T・U』『南九州の伝統文化T・U』他多数
  ☆ 小泉 芳孝 京田辺市郷土史会理事
     1947年京都府生れ 近畿大学法学部卒業・佛教大学文学部卒業
     職歴:京都放送勤務
     専攻:日本民俗学・郷土史・京都民俗学談話会会員 京都地名研究会常任理事
     著書:『稲作民族の源流 日本・インドネシア』
     投稿:『竹取物語』かぐや姫の里京田辺市
  ☆ 角田 博文 奈良県五條市阿田郷土史探求会幹事長
  ☆ 藤浪 三千尋 鹿児島県隼人町教育委員会


第3回総会・大会
 
 2004年4月18日(日)1時30分〜5時
   龍谷大学大宮学舎清和館3階大ホール(七条大宮東入)
   会員無料、一般・資料代500円
   会報1、2号頒価1冊1500円
   質問用紙配布(受付け)
 午後1:30−2:00 総会                    
 2:15 第3回大会    
   中野正文氏・寄贈本感謝状贈呈式―吉田金彦代表より
 2:30記念講演 
   米山俊直・京大名誉教授
        国際京都学協会会長・前大手前大学学長(文化人類学)
   「地名とは何かー文化人類学の視点から」
 3:30−3:40       休 憩
 3:40地名講演 吉田金彦・姫路独協大名誉教授
「筒城宮から乙訓宮へ−継体遷都のナゾを地名で追う」 
 4:30-4:40        休 憩   質疑応答用紙回収
 4:40−5:15 質疑応答(司会・糸井通浩龍谷大学教授) 
 5:15-5:20  閉会あいさつ
 5:30−7:30 懇親会(生協ホール・清和館1F)¥3000円 
平成16年度事業計画
 1、第3回総会・大会 
    2004年4月18日(日)午後1時半
          龍谷大学大宮学舎清和館3階大ホール(七条大宮東入)
   @総会
   A記念講演 米山俊直・国際京都学協会会長・京大名誉教授(文化人類学) 
           「地名とは何かー文化人類学の視点から」
    地名講演 吉田金彦・姫路独協大名誉教授
          「筒城宮から乙訓宮へ−継体遷都のナゾを地名で追う

  京都地名研究会第8回例会
 
  2004年1月25日(日)  龍谷大大宮学舎(七条大宮東入)
   @「京都盆地の歌枕」忠住佳織・龍谷大院生
   A「人康親王伝説と地名」明川忠夫・会員
   B「愛宕と秋葉の地名分布」小寺慶昭龍谷大学教授
   3、中野文彦氏(日本地名学研究所創設)蒐集の地名関係書404冊寄贈
                  (子息・正文氏より)  
   4、京都新聞連載「京都地名探訪」の出版化
     10回連載の続きを、会員から100回分を募集。
     仮題「京都の地名探訪」(京都地名研究会編)
     編集委員会設置(吉田、糸井、綱本、明川、清水)
   5、博物館建設普及委員会:地名文化博物館推進(文化庁など)
   6、地名保存の要望 平成の市町村合併で消失が危惧される地名史料の保存を関係機関へ要望
   7、通信「都藝泥布」5〜8号4回発行
   8、会報「」地名探究」2号発行
   9、会員数 2004年3月20日現在 227名


平成15年度の「公開例会」 京都地名研究会第7回例会

日時 2003年11月16日(日)午後1時半−5時
場所 みやづ歴史の館(宮津市鶴賀2164、電話0772−20−3390)

  北近畿タンゴ鉄道(KTR)宮津線−宮津駅下車、徒歩10分

(会員無料、非会員は資料代500円)

あいさつ  吉田金彦代表理事

報告   @上谷正男−京都地名研究会理事「『丹後』地名考」

     A安藤信策−丹後郷土資料館館長「天女伝説と『丹後』」

     B村上政市−日本の鬼の交流博物館館長「麻呂子伝説と地名」

懇親会  午後6−8時 うらしま荘 懐石料理6000円

(〒626−OO17宮津市島崎2039−8、?0772―22−4224)みやづ歴史の館の前
宿泊先は、うらしま荘(収容10人)宿泊料金1泊朝食5000円
申込み先:懇親会−うらしま荘宿泊とも下記へ(いずれか、両方か明記し、FAXまたはハガキで)
〒629-2234京都府宮津市国分、丹後郷土資料館内安藤信策館長あてFAX0772−27−0020
申込み締切り:10月31日必着、先着順
(周辺にホテル−旅館があるが1泊2食2万円前後、詳細は直接問合せを)

@高島屋(宮津市魚屋1001−1、?0772−22−2627)、
A茶六別館(宮津市島崎2039−4、?0772−22−2177)
B茶六本館(宮津市魚屋866、?772-22−3347)、
Cかき冨士(宮津市新浜海岸1978−2、?0772-22−3369)
Dやまと屋旅館(宮津市万町586、?0772−22−3591)、
E清輝楼(宮津市魚屋937、?0772−22−4123)
Fホテル丹後(宮津市新浜1988−2、?0772−22−4355)
【交通】JR京都駅から山陰本線、北近畿タンゴ鉄道宮津駅下車。
特急で約2時間(4310円)、普通3時間(2130円〕。会場へは徒歩10分。
    京部→宮津〕
京都9:25一宮津11:07  はしだて1号
京郡10:25一宮津12:13 はしだて3号
〔宮津→京都〕
9;04 はしだて4号
9;55 タンゴディスカバリ2号
14:10 はしだて6号
17:50 タンゴディスカバリ4号 
18:45 はしだて8号
(午後は、福知山、西舞鶴乗り換え1回の便が数便ある) 





【第
7回例会発表者要旨】

上谷正男
「『丹後』地名考」
 「丹後」という地名は、『続日本紀』元明天皇和銅643日の条に、丹波の国の五郡を割いて新たに丹後の国を設けたことが
記されており、ほとんどの人が京都府の丹後のことだけを考えているのではなかろうか。ところが、青森県の八戸にも丹後という
地名があり、丹後平古墳群や丹後谷地遺跡などがある。実際に現地を歩いて見ると、八戸の丹後と京都府の丹後とはたいへん
似通った地形であるといわざるをえない。そこにはなにか深い意味があるのではないだろうか。

〔上谷氏紹介〕1922年間人生まれ。1998年、日本語語源研究会第34回例会で丹後町のアイヌ語地名について報告。

安藤信策「天女伝説と丹後」
 丹後の天女伝説は奈良時代の丹後国風土記逸文の中に記された古い物語である。それは心ならずも和奈佐の翁・和奈佐の
おみなという老夫婦の養女となった天女が、みずからが酒を造って富ませたその家を追われて流浪するという、人の世のつらい
現実を語った物語である。そこにはいったいどんな歴史の背景があるのか。日本海に開かれた丹後は、弥生文化をはじめ、
大陸の進んだ文化が早くから伝わった地であった。天女が留まったという奈具の地からは大規模な弥生時代の玉作り遺跡が
発見されている。天女伝説と丹後の遺跡や漁労民の生活との関係を考えて見たい。
〔安藤氏紹介〕1944年生まれ。現在、京都府
立丹後郷土資料館勤務。専攻:考古学。亀岡市篠窯跡群、加茂町恭仁宮跡、京都市大覚寺古墳群などの発掘を担当。それらの
発掘調査概報の他、『新修亀岡市史考古編』を分担執筆。

村上政市「麻呂子親王伝説と地名」
 大江山周辺の山村が廃村の危機を迎え、伝承や民俗芸能の消滅が危惧される。特に麻呂子親王伝説は、今や地元でも忘れ
去られようとしている。逸翁美術館蔵の『香取本 大江山絵詞』が最古の伝本とされているが、室町初期に物語の主人公として
誕生した酒呑童子の話が丹波と丹後の境の大江山を舞台にして伝説化していった時期は、江戸時代前半ではなかったかと思
われる。この地へ酒呑童子を牽引したのは、大江山・三岳山を修行の場とした修験者たちと在地の人々との交流であったと考え
られるが、しかし、それが可能になった背景には、ここ大江山の古い鬼退治伝説―麻呂子親王の鬼退治―が人口に膾炙して
いたことがあったのではないか。現在は廃曲であるが、謡曲『丸子』(別名「みうへが嶽」)が存在するのは、その微証といってよい。
「みうへが嶽」は大江山の古称である。この麻呂子伝説は、丹波北部から丹後全域に数多くの関連地名を留めている。それらを
たどってみたいと思う。

〔村上氏紹介〕1930年生まれ。京都府下の公立高校教諭、校長を経て、現在、「日本の鬼の交流博物館」館長。主な著書に、
『鬼力話伝』『酒呑童子―大江山鬼伝説の虚と実―』『大江ふるさと学』などがある。

京都地名研究会第6回例会(南部会場) シンポジウムの詳細 
  2003年10月19日(日) 京田辺市中部住民センター
 シンポジウム「秘められた山城を探る」 京田辺市郷土史会・共催
    @「神功皇后のふるさとを探る」塚口義信・堺女子短大学長
    A「竹取物語ゆかりの筒木について」小泉芳孝・会員
    B「南山城の神社と伝承について」石田天祐・会員
<シンポジウム> メインテーマ「秘められた南山城の地名を探る」 

 山城は古くから文化の栄えた所です。京都地名研究会では、南山城における『記紀』や『万葉集』などの古代地名や人名について、
研究者をお招きして「秘められた南山城の地名を探る」を開催することとなりました。このシンポジウムにより南山城の古代地名を
明らかにすることにより先進的な地域であったことがわかるのではないかと考えています。

日本語と日本文化の起源を知るには、地名への関心が一つの大きな意味を持っています。文献の記録をもとに、土地の伝承に耳を
傾け、南山城の古代地名を明らかにしたい。

開催日: 2003年10月19日(日)

時 間: 午前10時〜16時30分 

場 所: 京田辺市立中部住民センター  メインホール(収容人員200人以上)

  〒610−0311
   京都府京田辺市草内美泥22−2  0774−64−8810

<交通アクセス> JR新田辺駅・近鉄新田辺駅下車

1.近鉄バスターミナルより 京阪宇治交通バス
            又は奈良交通バス(約10分)「草内口」下車すぐ

2. JR新田辺駅より東へ徒歩約20分・近鉄新田辺駅より東へ徒歩約17分 

自家用車の方は、国道307号線 山城大橋の東側(駐車場30台)

   ■来聴歓迎(事前申し込み不用)、小冊子資料代:会員無料、非会員500円(当日徴収)

  10:00〜 10:10 総合司会:地名研究会 糸井  (入口でシンポの質問用紙配布)

開会あいさつ:主催 京都地名研究会常任理事

                     共催 京田辺市郷土史会会長

【基調講演】 10時10分〜12時30分 

10:10〜11:20「神功皇后伝説のふる里を探る
      ―南山城の“息長(おきなが)”の地名を手がかりとして―」

           塚口義信 堺女子短期大学 学長 (日本古代史・文化人類学)

11:20〜11:25  休 憩

11:25〜12:05「竹取物語ゆかりの筒木について」

小泉芳孝 京田辺市郷土史会理事 
                     (日本民俗学 郷土史家)

12:05〜12:30 「南山城の神社と伝承について」

石田天祐 日本語語源研究会
                       潟Mルガメシュ(幻想創作家 相撲史研究家)  

休憩  12時30分から13時20分 (昼食)    シンポの質問用紙回収

【シンポジウム】 13時30分〜16時30分

   テーマ「秘められた南山城の地名を探る」      

冒頭コメント:吉田金彦「つぎねふ山代と河内との関係」
         −地名から仁徳・継体の筒城行幸の跡を考える−

             日本語語源研究会代表 姫路独協大学名誉教授

予定パネリスト:塚口義信 吉田金彦 小泉芳孝 石田天佑 斎藤幸雄

シンポジウムの予定項目(案)     途中の休憩でシンポの質問用紙回収

1.神功皇后伝説と“息長”一族それに継体天皇「筒城宮」

2.南山城の古墳(椿井大塚山古墳・佐紀古墳群・飯岡古墳群)

山代の古墳出土鏡と被葬者は? 三角縁神獣鏡 神人車馬画像鏡

3.『古事記』に記す山代の地名・人名・祭神       
かぐや姫(かぐやひめ)大筒(おおつつ)木垂根王(きたりねおう)」「山代(やましろ)()大筒木(おおつつき)真若王(まわかおう)」「山代(やましろ)()()名津比(なつひ)()

山代(やましろの)内臣(うちのおみ)」「山代(やましろの)大国(おおくに)之淵(のふち)」「山代(やましろの)内臣(うち)之祖(のおや)

4.『竹取物語』にちなむ地名「山本」「筒城」「山崎」「甘南備山」「三室戸」など
5.山代の渡来人に関する地名について(酒・絹織物・鉄・発酵食品)
6.仁徳天皇「奴理能美の家と皇后磐之媛(いわのひめ)

7.山代・山背・山城、筒木・筒城・綴喜、山代川・和訶羅(わから)河・輪韓(わから)河・泉川(河)・木津川など

  質疑・応答 15時20分から16時30分

京都地名研究会事務局 綱本逸雄から連絡事項の報告 

閉会あいさつ:京都地名研究会から

懇親会:17時30分〜 事前申込者のみ

主催:京都地名研究会   

共催:京田辺市郷土史会 京田辺市社会教育課内 0774-62-9550 

後援:京田辺市教育委員会(予定)、京都新聞京田辺支局(手続き準備)京田辺市観光協会(予定)

【お薦めの宿泊所】各自で下記へ直接お申込み下さい

  ウェルサンピア京都(京都厚生年金休暇センター)

 〒610-0321京田辺市多々羅西平川原39−16

TEL0774−62−3500F AX 0774−63−7332

        一泊朝食 1名利用(シングル) 6600円(税込)

    一泊朝食 2名利用       6100円(税込)

    一泊朝食 3名以上の利用    5000円(税込)   

   交通機関:近鉄京都線 三山木駅から奈良交通バス(約8分)、タクシー4分
        JR学研都市線 JR三山木駅から奈良交通バス(約7分)、タクシー4分

近鉄京都線 新田辺駅から奈良交通バス(約17分)、タクシー13分
        JR学研都市線 JR新田辺駅から奈良交通バス(約16分)、タクシー12分)


京都地名研究会役員

【顧問】池田末則・上田正昭・梅原猛・沢潔・谷川健一・中西進・森浩一
【代表理事】吉田金彦
【理事】池田碩・井上満郎・上谷正男・片平博文・金坂清則・加畑昭・芝野康之・
    杉本利一・高橋聡子・
田上源・谷口隆捷・寺田敬・西尾寿一・藤田昌志・
    古川章・前田徹・山口富蔵

【常任理事】池田哲郎・石田天佑・糸井通浩・井上千恵子・梅山秀幸・小泉芳孝・
      小林淳夫・角菊彦・綱本逸雄

入会・問合せ先 ○京都地名研究会事務局
          〒617-0002 京都府向日市寺戸町二枚田12-46 綱本逸雄方
              Tel&Fax 075-933-5667 E−mail:nimaida@nifty.com  

○日本語語源研究所
      600-8429 京都府京都市下京区御供石町360
              当会代表理事 吉田金彦(方)Tell&Fax 075-361-8812

 京都地名研究会常任理事(広報担当)
      京都地名研究会HP http://chimei.hp.infoseek.co.jp/

HP担当  広報係 
京田辺市郷土史会 会長 :藤本富雄 
(お問合せ)京田辺市社会教育課 (0774-62-9550)

会費 年額3千円(正会員)。賛助会員1口5千円、家族会員1千円。

    郵便振替口座番号:00910-1-160705 加入者名/京都地名研究会

●会報発行(年1回) 毎年4月発行(総会で配布)研究発表・研究論文など、原稿締め切り2月末
          「通信」会員向けニュースレター (例会前に発行or3回) *「通信」題名の愛称募集
●発表者募集要項
  1.例会発表の題と発表要旨を事前に事務局に提出。
  2.テーマは、地名に関するもので自由。
  3.「会報」掲載論文は、1ページ1600字。
      @A4で2ページまで文字のみは、費用の負担なし。

      A3ページ以上もしくは、写真・表の掲載は、実費自己負担。この場合文字・写真・表含め10ページ以内。


<注意>予告なくイベントの内容日程など変更されることがあります。あらかじめご了承下さい 
第8回男のフェスティバルin名古屋
テーマ 男、あい、自分らしく。〜楽(たのしく)に生きていますか?
    ―名古屋でいろんな「アイ」をさがしてみませんか。
主催 男のフェスティバルin名古屋実行委員会
協賛 名古屋市男女平等参画特別協賛事業
目的 1)男性問題や男女共同参画社会づくりに関わる人やグループの取り組み
             のアピールとお互いの親睦・交流・出会いの場を作る。
   2)各種分科会などを通じて今後の活動の指針・ヒント・方向を探る。
   3)男性問題や男性の運動について地域の方々への社会認知・理解を拡大
          ・促進することで、男女共同参画社会を目指す。
日時 2003年9月6日(土)午前12時00分から午後6時まで
          7日(日)午前9時30分から午後5時まで 
場所 つながれっと名古屋(名古屋市男女共同参画センター)
       名古屋市中区千代田5丁目18-24
       JR中央線鶴舞駅または地下鉄鶴舞公園前下車徒歩5分
内容 分科会、展示、交流会、その他
保育 有(予約制)原則として2歳程度から就学前までの幼児
入場料 一般1500円(2日間通し(時間に関係なく) 高校生以下無料
    申込は当日のみ。事前申し込みは行わない。
タイムスケジュール 9月6日(土)
             1200〜    受付開始
             12301330 オープニング
             13301530 分科会
             15301600 休憩
             16301800 交流集会
             1900〜    夜の交流会
          9月7日(日)
              930〜    受付開始
             10001200 分科会
             12001300 昼休み
             13001500 分科会
             15001530 休憩
             15301730 ファイナルミーティング
問い合わせ  FAXTEL 052-991-7697(松野歯科)
               電話でのご連絡は極力お控えください。
       Eメール monaka-h@dk9.so-net.ne.


平成15年度「京都地名研究会公開例会」
  日時 2003年7月20日(日) 京都地名研究会例会
場所 京都市北区上賀茂本山 京都産業大学「神山ホール」 三階 第一セミナー室
次  第
  12:00より開場「神山ホール」
 13:00-13:45 京都産業大学所蔵上賀茂関係絵巻物展示説明会 図書館にて
 14:00-15:00 京都産業大学 文化学部教授 小林一彦

      題名 「校歌・寮歌と京都の地名」
      内容 京都の諸学校の校歌、あるいは寮歌について、その歌詞に登場する地名から、京都に暮らす
        人々の郷土「京都」への意識の変遷をたどる。そこから京都の地名に関して、新たな側面が
        見えてくるのではないかと考えている。
 15:30-17:00 京都産業大学 日本文化研究所 所長・教授 所 功
     題名 「葛城カモと山背カモの関係」
会場案内:京都産業大学「神山ホール」市バスのバス停そば(京都バスの場合は南へお渡りください)
 交通1.京都市営地下鉄 北大路→市バス 北3系統 終点 下車スグ バスは休日は一時間に約2本
      タクシーは北大路から1000円強です。
   2.京阪電車鴨東線 出町柳 → 京都バス 市原・静原・鞍馬方面
     京都産業大学 下車 一時間に約3本(休日)産大前下車 通りを渡って南向い
   3.出町柳から叡山電車 鞍馬方面 二軒茶屋下車 バス通りに出て
    上賀茂方面へ「バス 3つ目の京都バス・バス停」か「徒歩6分」
    (駐車場は民間のものがあります。臨時に学内に駐車可。)

    食事 上賀茂神社 西賀茂 北山通り 北大路
 
大学近くでは日曜営業はありません。   当日連絡先 門衛所 075−705−1421
地域案内 京都の夏といえば上賀茂。上賀茂神社の「ならの小川」を北へ抜けると柊野別れ(ひらぎのわかれ)。
そこの交番から鞍馬街道をすこし散策するとゴルフ場。そこを過ぎると、そこが古来からある「ホトトギスの神山」です。
吹き出る汗は私たちを神々しくさせてくれます。


平成15年度の「公開例会」  京都地名研究会・南部例会 
<シンポジウム>
 メインテーマ「秘められた南山城の地名を探る」
 山城は古くから文化の栄えた所です。京都地名研究会では、南山城における『記紀』や『万葉集』などの
古代地名や人名について、研究者をお招きして「秘められた南山城の地名を探る」を開催することとなりました。
このシンポジウムにより南山城の古代地名を明らかにすることにより先進的な地域であったことがわかるのでは
ないかと考えています。

 日本語と日本文化の起源を知るには、地名への関心が一つの大きな意味を持っています。文献の記録を
もとに、土地の伝承に耳を傾け、南山城の古代地名を明らかにしたい。

   開催日:2003年10月19日(日)
   時 間:午前10時〜16時30分

   場 所:(いずれも申込み3ヶ月前の為に会場未定)
 1.京田辺市中央公民館大ホール(収容人員200人以上)
 2.京田辺市コミュニティホール(京田辺市役所前・収容人員150人)
 3.京田辺市社会福祉センター3階 第一研修室(収容人員130名)

   (京田辺市興戸犬伏5 0774-65-4961)田辺警察署の向い側
   どの会場も最寄の駅は、近鉄京都線新田辺駅の南西方向 徒歩約20分
    ※当日の駐車は、中央体育館駐車場をご利用下さい。
    来聴歓迎(事前申込み不用)、小冊子資料代:会員無料、非会員500円(当日徴収)
 総合司会:地名研究会 小林(予定)入口でシンポの質問用紙配布
 
開会あいさつ:主催 京都地名研究会常任理事
          共催 京田辺市郷土史会会長

【基調講演】 10時10分〜12時30分
 「神功皇后伝説のふる里を探る 南山城の“息長(おきなが)”の地名を手がかりとして」 
   塚口義信 堺女子短大学長(日本古代史・文化人類学)
 「竹取物語ゆかりの筒木について」
   小泉芳孝 京田辺市郷土史会理事 葛椏s放送(日本民俗学 郷土史家)
 「南山城の神社と伝承について」
   石田天祐 日本語語源研究会 潟Mルガメシュ(幻想創作家 相撲史研究家)
 
休憩  12時30分から13時20分 (昼食)シンポの質問用紙回収

【シンポジウム】 13時20分〜16時30分
   テーマ「秘められた南山城の地名を探る」
 冒頭コメント:吉田金彦「山城地名の特色」日本語語源研究会代表 姫路独協大学名誉教授
 パネリスト:塚口義信 吉田金彦 小泉芳孝 石田天佑  斎藤幸雄
 司 会:古川 章   郷土史家 洛南艸舎文庫主宰
シンポジウムの予定項目(案)途中の休憩でシンポの質問用紙回収
 
1.神功皇后伝説と“息長”一族それに継体天皇「筒城宮」
 2.南山城の古墳(椿井大塚山古墳・佐紀古墳群・飯岡古墳群)
   山代の古墳出土鏡と被葬者は? 三角縁神獣鏡 神人車馬画像鏡
 3.『古事記』に記す山代の地名・人名・祭神
   「かぐや姫と大筒(おおつつ)木垂根王(きたりねおう)」「山代(やましろ)()大筒木(おおつつき)真若王(まわかおう)」「山代(やましろ)()名津比(なつひ)()

  「山代(やましろの)内臣(うちのおみ)」「山代(やましろの)大国(おおくに)之淵(のふち)」「山代(やましろの)内臣(うち)之祖(のおや)
 
4.『竹取物語』にちなむ地名「山本」「筒城」「山崎」「甘南備山」「三室戸」など
 5.山代の渡来人に関する地名について(酒・絹織物・鉄・発酵食品)
 6.仁徳天皇「奴理能美の家と皇后磐之媛」

 
7.山代・山背・山城、筒木・筒城・綴喜、山代川・和訶羅(わから)河・輪韓(わから)河・泉 川・木津川など
  質疑・応答 16時20分から16時30分
  京都地名研究会事務局 綱本逸雄から連絡事項の報告
開会あいさつ:京都地名研究会から
懇親会:事前申込者のみ 1人5000円程度(場所未定)
主催:京都地名研究会
共催:京田辺市郷土史会 京田辺市社会教育課内 0774-62-9550 
後援:京田辺市教育委員会(予定)、京都新聞京田辺支局(手続き準備)
問合せ先
 
○京都地名研究会事務局
          〒617-0002 京都府向日市寺戸町二枚田12-46 綱本逸雄方
              Tel&Fax 075-933-5667 E−mail:
nimaida@nifty.com 
 
          京都地名研究会HP http://chimei.hp.infoseek.co.jp/
       HP担当  kyotochimei@msn.com
 広報係 小泉芳孝


平成15年度「京都地名研究会公開例会」

      日時  2003年7月20日(日) 京都地名研究会例会
    場所 京都市北区上賀茂本山 京都産業大学「神山ホール」 三階 第一セミナー室
           次  第
  12:00より開場「神山ホール」
  13:00-13:45 京都産業大学所蔵上賀茂関係絵巻物展示説明会 図書館にて
  14:00-15:00 京都産業大学 文化学部教授 小林一彦
        題名 「校歌・寮歌と京都の地名」
     内容 京都の諸学校の校歌、あるいは寮歌について、その歌詞に登場する地名から、京都に暮らす
        人々の郷土「京都」への意識の変遷をたどる。そこから京都の地名に関して、新たな側面が
        見えてくるのではないかと考えている。
15:30-17:00 京都産業大学 日本文化研究所 所長・教授 所 功
        題名 「葛城カモと山背カモの関係」
    会場案内:京都産業大学「神山ホール」市バスのバス停そば(京都バスの場合は南へお渡りください)
     交通 1.京都市営地下鉄 北大路→市バス 北3系統 終点 下車スグ バスは休日は一時間に約2本
                  タクシーは北大路から1000円強です。
        2.京阪電車鴨東線 出町柳 → 京都バス 市原・静原・鞍馬方面
          京都産業大学 下車 一時間に約3本(休日)産大前下車 通りを渡って南向い
        3.出町柳から叡山電車 鞍馬方面 二軒茶屋下車 バス通りに出て
          上賀茂方面へ「バス 3つ目の京都バス・バス停」か「徒歩6分」 
     (駐車場は民間のものがあります。臨時に学内に駐車可。)
     食事 上賀茂神社 西賀茂 北山通り 北大路 大学近くでは日曜営業はありません。
     当日連絡先 門衛所 075−705−1421

木津町ふれあい文化講座
 日時 平成15年9月27日(土)
 時間 13時30分〜16時30分 無料
 場所 京都府相楽郡木津町 JR木津駅から南西方向へ徒歩約20分
    木津町中央交流会館 いずみホール
  講座名 「神武伝説の形成」
    講師 塚口義信(堺女子短大学長・文学博士)日本古代史・文化人類学

 主催 木津町・木津の文化財と緑を守る会・興福寺
 お問合せ 京都府相楽郡木津町教育委員会社会教育課 0774−72−0501(内線415)


よみうり梅田文化センター平成15年度講座から
 塚口義信先生の古代史日曜・特別講座 第一シリーズ
  「神武伝説の謎を探る(2)」
  神武天皇は日本の初代天皇で、日本の国を建国したとされている天皇ですが、はたしてそれは本当のことなのでしょうか。
 伝説の虚実について考えてみたいと思います。

   日程 @7月30日(日)「神武伝説と4世紀末の内乱」
               −”応神大王家”の始祖伝説としての神武伝説−
       A8月24日(日)「神武伝説と海神集団」
                −サヲネツヒコ先導の意味するもの−
       B9月21日(日)「神武伝説と物部氏」
               −神武天皇とニギハヤヒノミコト−

          時間:PM1:30〜3:00 定員:70名
          講師:塚口義信(堺女子短大学長・文学博士)日本古代史・文化人類学
          受講料:4500円(3回分)税別 レジュメ代は別途実費
      申込み・お問合せ
 梅田文化センター
            〒530−0013 大阪氏北区茶屋町2−16
             (阪急梅田駅茶屋町口東すぐ・三番街シネマのある百又ビル3階
              TEL 06−6374−2637 /FAX 06−6374−2638

日本古代史の群像(12)
 継体天皇とその時代@
   次々と古代遺跡が発掘され、古代へのロマンに想いを馳せる今日この頃です。
 今回は「継体天皇」にスポットをあて、学会の大一線でご活躍の先生方に、最近の
 研究動向を踏まえながら、新しい視点から、それぞれの学説を語っていただきます。
    E6月14日(土)「継体天皇の出自を探る(1)」
    F6月28日(土)「継体天皇の出自を探る(2)」

       時間:PM1:30〜3:00 定員:70名
       講師:塚口義信(堺女子短大学長・文学博士)日本古代史・文化人類学
       受講料:2000円(1回分)税別 レジュメ代は別途実費

日本古代史の群像(13)
 継体天皇とその時代A
   次々と古代遺跡が発掘され、古代へのロマンに想いを馳せる今日この頃です。
  今回は「継体天皇」にスポットをあて、学会の大一線でご活躍の先生方に、最近の
  研究動向を踏まえながら、新しい視点から、それぞれの学説を語っていただきます。
     B8月9日(土)「継体天皇と息長氏」
        時間:PM1:30〜3:00 定員:70名
        講師:塚口義信(堺女子短大学長・文学博士)日本古代史・文化人類学
        受講料:2000円(1回分)税別 レジュメ代は別途実費

      申込み・お問合せ 梅田文化センター
            〒530−0013 大阪氏北区茶屋町2−16
             (阪急梅田駅茶屋町口東すぐ・三番街シネマのある百又ビル3階
              TEL 06−6374−2637 /FAX 06−6374−2638


◇第184回例会
 日時:6月21日(土) 午後2時00分より
会場:大学コンソーシアム京都5F共同研究室
  (JR京都駅ビル駐車場西側・京都中央郵便局西側)
発表者:菅原 千華 氏
(帝塚山大学非常勤講師)
題目:炭鉱都市の民俗宗教
-霊場形成と「拝み屋」的宗教者 -
☆参加費(資料代)は一人300円です。
☆一般来聴歓迎
※都合により会場案内はありませんが、EVを降りて左向の扉から入ってください

京都民俗学談話会事務局
yagi-to@bukkyo-u.ac.jp(研究室)


公開講演会「山代の古代史と民族」
京田辺市郷土史会の「総会と講演会」のお知らせ」
開催日 平成15年5月25日(日)
時間  午後1時30分〜 総会
    午後2時30分〜午後4時 講演会 (聴講無料)
場所 京田辺市社会福祉センター 3階 第一研修室
  (京田辺市興戸犬伏5 0774-65-4961)田辺警察署の向い側
   最寄の駅 近鉄京都線新田辺駅の南西方向 徒歩約20分
講演会
 演題 『山代の古代史と民族(的)文化 −甦った大筒木(綴喜)− 「王女かぐや姫」』
 講師 元京都府立大学長 門脇禎二氏

主催 京田辺市郷土史会 京田辺市社会教育課内 0774-62-9550


「男女共生セミナー」
平成15年2月12日(木) 午前10時から正午
  京田辺市立北部住民センター
「これからの男の生き方 −男だって自由に生きたい」
   メンズセンター運営委員長・中村彰
 
(講座の担当)
   京田辺市教育委員会社会教育課
      木村雅可子さん
      電話0774−64−1393
      FAX0774−63−4781

京都地名研究会 第3回公開例会

12月8日(日)午後2時〜5時
     宮津市みやづ歴史の館(宮津市敦賀2160)

@ 糸井通浩氏「地名『間人』について―『はし』という語を中心にして」

「間人」を、なぜ「たいざ」とよむのか、古来の難題のひとつ。中世の資料で「田伊佐(たいさ)」とあるが、
そのもとは「たぎさ」か「たゐさ」か。「間人」は他の地名や人名では、「はしひと(はしうど)」と呼ばれている。
おそらく「はしひとの間人(タイサ・地名)」と使われた枕詞であったろう。そこで、「竹野郡間人郷」辺りが
古代においてどんな土地であったのかを考えてみなければならない。それにしても、「間」が「はし」と読
めるのはなぜか。アクセントが異なるが、「橋」「箸」「端」これらも「はし」であり、また「「は」は「へ(辺)」
「は・はた(端)」「ほ(穂など)」「はな(先、崎の意)」などとワードファミリー(単語家族)をなす。こういう
ことを例に考えながら、古代地名の研究にはどんな観点や配慮が
必要か、などについて考えてみたい。

[糸井氏紹介―龍谷大学教授 1938年、京都市に生れ、丹後で育つ。京都大学文学部(国語国文学専攻)
卒業。主な共著に『後拾遺和歌集総索引』(清文堂)、『物語の方法―語りの意味論』(世界思想社)
『国語教育を学ぶ人のために』(同)等]

  A杉本利一氏「かくして地名は抹殺された」

 現今の社会開発は、我々の祖先が伝えてきた無形文化財的貴重な地名も、根本的に破壊しつつ
あります。それは、農地の大規模な「土地改良」「圃場整備」や都市の「区画整理」において、その地域
全域の地名が一旦白紙にされ、工事整備後に新たな地名が付される事によるものです。こうした中で
地域の区画が全面的に変更され、地名の数も大きく減少するのが普通です。ある例では、
100ha
耕地集団で、
195あった地名が78になっています。当然ながら117の地名が抹殺された訳です。更に
大切な事は、その残された地名が果たして、歴史的地名を残す配慮がなされているかどうかです。又、
こうした大きな地名変更の経過を、記録保存して、後世に残しているかどうかという事です。

 こうした中で、わが国の地名政策は全く遅れているといわざるを得ません。既に中国では地名委員会の
審議を必要としているようだし、アメリカ、カナダ、イタリアなども地名政策を実施しているとのことです。

 加悦町では昭和54年に「地名、地形及び区域の記録保存に関する条例」を制定しています。
[杉本氏紹介―大正14年生れ。加悦町文化財保護委員会会長。加悦町郷土史研究会員。丹後地方を
中心に郷土史を研究。論文に「野田川舟運について」「宮津領奥平氏村々取調帳について」等
]

   B 糸井昭氏「『遊』地名について」
 丹後半島の海岸に「遊(あそび)」という珍しい名前の集落があります。京都府竹野郡網野町掛津の枝村です。
 掛津海岸は鳴り砂で有名な琴引浜や太鼓浜などの砂浜が多くを占めていますが、東部は安山岩の
磯浜になっています。

 本村である掛津の集落は砂浜から少し内陸の古砂丘のそばにありますが、遊の集落は磯浜が凹入した
海辺に位置します。したがって、遊集落では舟の上げ下ろしが可能で磯漁が続けられています。

 この「遊」地名については、先人に考察がありますが、いま一つ納得できません。
 あるとき、綾部市で「遊里」地名があることに気づき、訓読みでなく音読みして「遊」の語源を考えてみました。
 私は昆虫少年でしたが、「間人」小学校卒業後に「太秦」で生活したことから、地名に興味を持ち、民俗・
歴史へと関心が広がりました。

[糸井氏紹介―昭和5年生れ。丹後郷土資料館友の会会長。奥丹後地方史研究会会長。丹後地方を中心に
郷土史を研究。論文に「サンネモ(三右衛門)伝説について」「峯山領在方風俗の伝承について」等
]


平成14年度の「公開例会」      
 毎回研究報告、話題提供をする 聴講無料 (会員以外は、資料代500円)

第4回例会 1月26日(日)p2−5
   龍谷大大宮学舎(下京区七条大宮東)

 @山嵜泰正「上人町の由来・木食応其」
 A真下美弥子「京都の伝説と地名 桟敷が岳を中心に」
第3回例会 12月8日(日)p2−5、
    宮津市みやづ歴史の館(宮津市敦賀
2164
 @吉田氏あいさつ
 A糸井通浩・龍大教授講演「地名『間人』をめぐって
           『はし』という語を中心にして」

 B杉本利一「かくして地名は抹殺された」
 C糸井昭「『遊』地名について」 *懇親会

第2回例会 第3日曜日(10/20) 午後2時〜5
         会場・キャンパスプラザ京都2F第一会議室 
     研究報告@川村平和 「深草の『くさ』がつく地名考」 
      研究報告A永田良茂 「縄文地名について」 


きょうと南部児童青少年演劇祭り
   02やましろのくに − 古代から未来へ −

と き  2002年12月1日(日) AM10時から
ところ 京田辺市社会福祉センター (京都府京田辺市 山城田辺郵便局となり )駐車場あり
さんかひ こども800円・おとな1000円 (当日券は200円増し)
人形劇 朗読劇 手話劇 紙芝居 パネルシアター ほか
主催 京都児童青少年演劇協会
講演 京都府・京田辺市・京田辺市教育委員会
プログラム
 1F 午後2時40分 紙人形と語りで綴る「竹取物語」
           朗読の会”萌え”と人形劇団ぷくぷく
他 「貧乏神と福の神」
  「かにまんじの話」
  「となりのトトロ」など多数 


京都民俗学談話会 181回例会のお知らせ。

第181回例会 日時 2002年10月26日(土) 午後6時30分より
 ☆会 場  ウィングス京都
      〒604-8147 京都市中京区東洞院通六角下ル御射山町262
      TEL075-212-7470 (地下鉄烏丸御池駅下車徒歩5分)
 ☆発表者  白川 琢磨 氏(福岡大学人文学部教授)
 ☆題 目  創られた信仰―近世金毘羅の歴史と現実
 ★参加費(資料代)は一人300円です。
 ★一般来聴歓迎。
 ******京都民俗学談話会例会事務局******
 〒603-8838 京都市北区紫野北花ノ坊町96 佛教大学文学部史学科 八木研究室内
    TEL 075-491-2141(代)     E-mail yagi-to@bukkyo-u.ac.jp 


「街ぐるみ生活公園都市の会」がアンケートを実施      

 京阪奈学術研究都市の”北の表玄関”として「三山木地区特定土地区画整理」事業が京田辺市により進められています。
この事業は、JR学研都市線と近鉄京都線を橋上化して駅周辺を土地区画整理事業により開発するものです。そこで住民
参加による21世紀の駅前周辺の広場づくりを実現するために「街ぐるみ生活公園都市の会」を発足させました。メンバーは、
区画整理対策会議の世話役・二又商店街・郷土史家・市会議員・地権者・主婦・大学教授・音楽教師・考古地理学者・植木
職人・資料館関係者・社会福祉関係者・同志社大学生・博物館職員 他です。
       

2002年 7月27日(土)「三山木駅周辺地域についてのアンケート」実施
           時間:9:00〜16:00
           場所:近鉄京都線 三山木駅前(京都駅行き乗り場改札口前)南商店横
           対象者:不特定多数の市民及び他府県の人達

        主催:「街ぐるみ生活公園都市の会」

 「街ぐるみ生活公園都市の会」ホームページ http://take-tanabe.hoops.ne.jp/kukaku-top.htm


アンクルンとインドネシア ミニミニ展  
  場所:京都府京田辺市 京田辺市中央図書館ギャラリー「かんなび」
                 京田辺市中央図書館2階集合室(講演時のみ使用)
            JR学研都市線(片町線)京田辺駅から東へ徒歩1分
            近鉄京都線 新田辺駅から東へ徒歩8分
  日時:2002年7月16日(火)13時〜18時
             17日(水)〜19日(金)10時〜18時
             21日(日)10時〜16時
  参加費:無料
  主 催: YUYU代表 中口ひとみ

内容
  1.アンクルンとインドネシアの工芸品や日常用品、また、天女のお話しと
    かぐや姫に似た民話などを紹介。
  2. 7月21日(日)午後1時〜
       講演「第二のふるさと」もある。
       講師:スゲン・サントス先生(インドネシア・ボゴール農家大学)

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平成14年度の「公開例会」      
  毎回研究報告、話題提供をする  聴講無料 (会員以外は、資料代500円)

第1回例会 第4日曜日(7/28午後2時〜5
         会場・キャンパスプラザ京都2Fホール
     600-8216 京都市下京区西洞院通塩小路下ル
                (京都中央郵便局西側)?075-353-9111
      
 来聴歓迎 資料代:会員無料、非会員500円
    研究報告@古川章氏(山城郷土史会資料館友の会)
          「京田辺の地名蒐集」40〜50分前後
 京田辺市580の小字について、調査研究し分類してその特色についての話。木津川を中心に外浜、外島など興味深い話や
由来のある地名、行政上消失した地名などを講義します。古川氏は府立山城資料館友の会員、洛南艸舎文庫人として、
郷土史研究に打ち込んでおられる方です。

 研究報告A小寺慶昭(龍谷大学)
 「綱敷天満宮と地名分布」40〜50分前後 京都府下や瀬戸内地方に分布散在している天満宮在地の綱敷
という名称について、調査研究したことを報告します。小寺氏は龍谷大学文学部助教授で、教師教育課程で教鞭をとって
おられますが、早くより狛犬についての研究家として知られています。


京都民俗学談話会 179回例会のお知らせ。
◇第179回例会 日時:平成14年7月12日(金) 午後6時30分より
会場:ウィングス京都(075-212-7470)   (地下鉄烏丸御池駅下車徒歩5分)
  発表者:名越 万里子 氏
   (ブリテイッシュ・コロンビア大学人類学社会学部・博士候補)
  題目:戦前アメリカ村カナダ移民とその受入社会及び母村への影響

☆参加費(資料代)は一人300円です。☆一般来聴歓迎
【京都民俗学談話会例会事務局】京都市北区紫野北花ノ坊町96
佛教大学文学部史学科 八木研究室内 yagi-to@bukkyo-u.ac.jp


京都民俗学談話会 178回例会のお知らせ。

178回例会の案内  日時:6月6日(木) 18:30〜
会場:ウィングス京都(075-212-7470)   (地下鉄烏丸御池駅下車徒歩5分)
  報告者 川村清志氏  (京都精華大学非常勤講師)
    題目:『〈真〉世紀〈民俗学〉序説、あるいは日本民俗学殲滅宣言
           〜「日本近代における故郷表象と文化概念の節合」より』
    報告者 川村清志氏  (京都精華大学非常勤講師)


京都民俗学談話会 177回例会のお知らせ。
 日時:平成14年5月28日(火) 午後6時30分より
会場:ウィングス京都(075-212-7470) (地下鉄烏丸御池駅下車徒歩5分)
発表者:中山 和久 氏 (国際日本文化研究センター講師[中核的研究機関員])
題目:「巡礼と現代−関東三十六不動霊場を中心として−」


京田辺は、かぐや姫の里です!

 「絵巻物 竹取物語」京鹿の子染色絞絵本展、京田辺市で開催!
  日本最古の物語を日本最古の染色「絞」で表現

  日時  平成14年5月 7日(水) 13時〜18 時
               5月10日(火) 10時〜18 時
             5月11日(土) 10時〜17 時
             5月12日(日) 10時〜16 時
  場所  京都府 京田辺市中央図書館 ギャラリー「かんなび」
       JR学研都市線 京田辺駅 西へ50メートル
 京都府京田辺市薪の手書き染色作家 玉井芳泉さんは、1997年に
日本最古の染色である『絞』技術を駆使した「絞り絵本.、絵巻物
竹取物語」の絞絵を制作発表されました。これらの作品を展示します。
 玉井さんは、この制作にあたり色々な本や物語の原文を読んだりし
て研究し幅40センチ長さ14メートルにわたる竹取物語の絵巻物を
1年かけて完成させました。

 場面構成は、竹の中から姫が誕生するシーンで始まり、月から
姫を迎えにきたあと不死の山まで物語の順に沿って18のシーン
が平安調の雲がたなびく中にうまく描かれています。この原画を元に
京都絞栄会の京鹿の子絞り伝統工芸技術士40人が1年がかりで
「絞り絵本.、絵巻物竹取物語」を完成させました。
 この他、横3メートル縦2メートルの「絵巻物竹取物語」絞り染めの
作品も数点展示されます。
 
 
また、「竹取物語」しぼり絵本 (絞り染めで再現)も作られました。
 1ページの大きさは、縦四十センチ、横45センチ、京鹿子絞り、
小帽子絞りなど8種類の技法を駆使したものです。
 シーンは、かぐや姫が竹から誕生し、天井にのぼるまでの場面を
20枚でつづっています。絞り独特のきめ細かな立体感が作品の
特色です。 


『竹取物語』”かぐや姫の里”を京都信用金庫で展示!

 京都信用金庫三山木支店さんの依頼により『竹取物語』”かぐや姫の里”京田辺展を
三山木支店のロビーで開催しています。
 これは、京田辺市郷土史会が、昨年に京田辺市民文化祭で『竹取物語』”かぐや姫
の里”京田辺を開催したのをうけて、地元の京都信用金庫三山木支店でも展示して
頂けないかとの要望にもとずいて開催されたものです。

展示には、京鹿ノ子絞『竹取物語』絵巻物の写真や竹取物語ゆかりの地図それに
古文書・かぐや姫の系図などがあります。        
  日時 平成14年4月11日(木)〜
             9時〜15時
  場所  京都信用金庫三山木支店 ロビー 0774-63-2122
      京都府京田辺市三山木 近鉄京都線 三山木駅の東 
         

展示物の内容
 
『竹取物語』”かぐや姫の里”京田辺の研究成果発表 その他資料展示
 .『竹取物語』絵巻物。
 天皇家の図面(大筒木真若王の入った開化天皇家系図)拡大して
 『旧記 普賢寺之遺跡』の「大筒木垂根王」の古文書
 など 

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京都地名研究会への入会案内
 千年の都、京都。ここを起点として近畿から国の内外に及び、地名を広く細かく蒐集し、比較調査して、
地名を学ぶ会です。地名は歴史の鏡であり、文化を盛る器です。私たちの暮らしの元にある地名に目を
向けて、日本文化と歴史認識を一層深め、地域の知的活性化に役立ちたいと念じます。地名の実情を
知り、地名史の正しい理解と啓発は、やがて美術館や歴史民俗博物館などと並べられる地名資料館を
構想するなど、ユニークな文化的発展にも繋がるだろうと考えられます。

 年齢・職業等の如何を問わず、何時でも、何方でも、地名文化に関心をもたれる方々のご参加を歓迎し、
ご協力をお願いします。入会金不要。
          年会費   会 員                3000円
                            賛助会員              5000円
                            家族会員              1000円
 会員は、催しの案内を受け参加したり、研究発表したり、会誌の配布を受けたりします。

連絡・問合せ先
  京都地名研究会事務局
      〒617-0002 京都府向日市寺戸町二枚田12−46
              綱本逸雄(方)E‐mail:nimaida@nifty.com
  <入会金の送付先>
            郵便振替 口座番号:00910-1-160705
       加入者名:「京都地名研究会」 l:kyotochimei@msn.com
                     URL(HP)  :  http://chimei.hoops.ne.jp/
  日本語語源研究所
              〒600-8429 京都府京都市下京区御供石町 吉田金彦       
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京都地名研究会設立総会ご案内
 
  日時  平成14年4月28日(日)午後1時〜5時
  場所  キャンパスプラザ京都4F第3講義室
      〒600-8216 京都市下京区西洞院通塩小路下ル、
                 京都中央郵便局西側 075-353-9111
         聴講無料  入会歓迎
プログラム
開会あいさつ   13:00〜
記念講演   地名・言葉の成立探究の意義 金坂清則京都大学教授  
          (入会案内、総会・事業報告)
基調講演 京・地名の魅力   吉田金彦 姫路獨協大学名誉教授
来賓あいさつ                                
     地名研究の心 日本地名研究所所長 谷川健一氏
       美濃の国から  中部地方地名研究会会長 服部真六氏
       大和の国から  日本地名学研究所 池田末則氏
メッセージ・祝電
        梅原猛、上田正昭氏ほか    京都府・市・自治体・各界
閉会のことば 
懇親会(希望者)
<入会申し込み方法>
 下記の表をコピーしてメールでお送り頂くか、プリントアウトして上記の綱本逸雄まで
郵送してください。

なお、年会費は、右記の 郵便振替口座:00910-1-160705  
        加入者名:「京都地名研究会」 綱本逸雄 までお送り下さい。
また、「京都地名研究会の設立総会」を
      平成14年4月28日(日)午後1時〜5時
      キャンパスプラザ(京都駅前)京都4F 第3講義室
で開催しますので当日会場でも受付させていただきます。
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       *** 切り取り線 *************
  入会申込みカード
                    申込年月日(     年   月   日)

          (ふりがな)
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(ご専門)
会員( ) 賛助会員( ) 家族会員( )
☆会員欄に○印をお入れください。正確に楷書でお書きください。
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京都地名研究会 kyoto chimei kenkyukai
事務局 nimaida@nifty.com
HP担当 kyotochimei@msn.com
(HP)url http://chimei.hoops.ne.jp
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京都民俗学談話会 176回例会のお知らせ。

第176回例会
 日時:4月12日(金) 午後6時30分より
会場:ウィングス京都(075-212-7470)
        (地下鉄烏丸御池駅下車徒歩5分)
発表者:畠山 豊 氏(町田市立博物館学芸員)
題目:「牛玉宝印について」


京都民俗学談話会 175回例会のお知らせ。
日時:3月29日(金) 午後6時30分より
会場:ウィングス京都(075-212-7470)
        (地下鉄烏丸御池駅下車徒歩5分)
発表者:西田 亜紀氏(京都文教大学大学院)
題目:「葬儀の現代
―京都府船井郡園部町K区の葬送儀礼-」
参加費(資料代)は一人300円です。
佛教大学文学部 八木 透


第20回京都民俗学談話会 年次大会発表者題目。
   開催日 2001年12月2日(日)
   場所 京都市学校歴史博物館 会議室 075-344-1305
         京都市下京区御幸町通仏光寺下る(元・開智小学校内)
9:30〜9:40  開会あいさつ
9:40〜10:15  稲場紀久雄氏(大阪経済大学)
           「伝説:3人の自由人の邂逅
                    −近代市民社会の黎明期の京都−」
10:15〜10:50  小泉芳孝氏
           「『竹取物語』発祥の地、京都」
10:50〜11:25  桜井三枝子氏(大阪経済大学)
           「マヤの女神をめぐる民俗文化」
11:25〜12:00  森栗茂一氏(大阪外国語大学)
          「なぜ民俗学で考えたいのか?−研究分野・項目の比較から−」
12:00〜13:00   昼休み・展示見学
 13:00〜13:30   会員総会
 【特別発表:学位論文発表】
本年次研究大会では、恒例の記念講演にかえて、この二年の間に学位を取得された本会会員の
方々に今後の展望を含め、学位論文を骨子としてご発表をお願いいたしました。
13:30〜14:30  政岡伸洋氏(佛教大学非常勤講師)
           「超歴史的理解再考−郷をめぐる民俗の事例から−」
14:30〜14:40    休 憩 
14:40〜15:40  市川秀之氏(大阪狭山市教育委員会)
           「歴史民俗学の再生」
15:40〜15:50    休 憩 
15:50〜16:50  東條 寛氏(四日市市教育委員会)
           「大山と車楽(だんじり)−東海地方における山車文化の伝統−」
京都民俗学談話会


シンポジウム 『竹取物語』 〃かぐや姫の里〃京田辺開催!     京田辺市郷土史会  
 京田辺市は、奈良・京都・大阪の中間に位置し、古くから文化が栄えた所である。既に京田辺市郷土史会編の
『筒城』で発表されているように、最近、京田辺が「かぐや姫」伝承地であり『竹取物語』発祥地であると考えられる
ようになってきました。そこで郷土史会は、物語などを研究されている学者の先生らにお招きして「竹取物語シンポ
ジウム」を開催されました

開催日時 2001年9月22日(土)
  
午後1時〜4時(開場12時半)
所 京田辺市中央公民館  大ホール 定員300人
  
 資料代300円(当日会場受付で徴収) 京田辺市田辺丸山214
        0774-62-2552    (京田辺市役所 南側)
 
パネラー花園大学教授  曽根誠一氏(専門分野:国文)
    
 岐阜経済大学教授  梅山秀幸氏(専門分野:日本文化)
     竹資源活用フォーラム会長  内村悦三氏(専門分野:農林)
 シンポ司会  京田辺市郷土史会理事 小泉芳孝氏(専門分野:民俗・郷土史)
  主催 京田辺市郷土史会
  後援 京田辺市教育委員会 京都新聞社 竹資源活用フォーラム
  一般広報  『広報京田辺』  市広報掲示板  新聞各社   KBS京都
〒610-0331 京都府京田辺市田辺80番地 京田辺市教育委員会社会教育課
                 「かぐや姫シンポ」係

<配布資料の内容>
(当日配布の資料) シンポの趣旨や概要  パネラーの紹介と研究分野  主な論文・書籍紹介
小冊子のタイトル『竹取物語』〃かぐや姫の里〃京田辺  (目次・表紙・イラスト画:玉井芳泉氏)
<シンポの進行について>
13時〜 総合司会 西川副会長
        藤本会長のあいさつ
13時3分〜 シンポ司会から経過とパネラーの紹介
13時8分〜 各専門分野からのパネラー報告 (1名10分程度)
13時45分〜パネルディスカッション
(ポイント) 京田辺が”かぐや姫の里”なのかの位置付け
       竹取の翁 古本「さかきのみやつこ」
         その後「さるきのみやつこ」との関係
         翁の家である「山もと」と「山本駅」
         地元の古図「大筒木佐賀冠者旧館地」
             「延喜式内社佐牙神社」の長老(太夫)
  『古事記』「かぐや姫」と『旧記 普賢寺之遺跡』の「大筒木垂根王」との関係
        「かぐや姫」誕生の竹は、どの竹か
        竹の成長と”かぐや姫”(光り輝く・火の神)
14時30分〜  休憩 (会場から「質問用紙」を回収する)
14時37分〜 会場の「質問」も取り入れて続行
        チベットの『斑竹姑娘』と日本の『竹取物語』
        大住隼人と月読神・ 甘南備山  日本及び世界各地「天女伝説」との関係
        5人の求婚者と「壬申の乱」   大友皇子を祀る山崎神社
        説話・民話・万葉集の竹取翁  天皇とかぐや姫の「歌垣」(古代の恋愛)
        竹資源の活用と保存(竹炭・竹酢液・食用・防災)
竹の不思議(イネ科・神聖空間・呪具)神降ろし・神の依り代・左義長・お水取り・籠
       会場の「質問」が多くて取り上げられないときは、その後の冊子製作で取り上げる。
15時50分〜 パネラーから言い残した物や、今後の取り組み等の意見を述べて頂く。
15時56分〜 司会進行 まとめ  総合司会 お礼 文化祭の展示 会員募集など
16時 閉会              京田辺市郷土史会 文化部会
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稲作民俗の源流   Fork customs of rice growing in the world and Japan

■■「ニッポン民俗学」ニッポンとは「梅干し」か、それとも「ラッキョウ」か■■クリック
萬遜樹(まんそんじゅ)さんのホームページから
           -- TKIA人間学研究所 --
         mailto:mansonge@geocities.co.jp   produces
  「ニッポン民俗学」  http://mansonge.mainpage.net/mjf/  

教養大学 第10号 執筆:永井俊哉から卑弥呼としての天照大御神
天の岩戸神話の真相 http://www2s.biglobe.ne.jp/~t-sato/index18.html


神職装束について、巫女の装束は代について(淨衣と緋袴)
神祇装束(襦袢・白衣・袴・帯・足袋・草履)のセットでおおよそ35000円。
浄衣は30000円〜80000円。
巫女の緋袴は10000円〜65000円。
布の種類や仕立て方によって値段がかなり違います。(正絹はやはり高価です)
祭の時に着る正服や狩衣も色々あります。
参考までに様々な神祇装

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民俗学関係等の催し物スケジュール      

京都民俗学会第201回談話会のご案内

あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
下記の通り、京都民俗学会第201回談話会を開催いたします。多数のご参加をお待ち申し上げております。なお会員以外の方の参加も歓迎いたします。
◎日 時:2007年1月29日(月)18:30〜
◎会 場:ウィングス京都:セミナー室A
〒604-8147 中京区東洞院六角下ル御射山町
(地下鉄四条駅・阪急烏丸駅下車 徒歩約5分 075-212-7490)
◎報告者:中野洋平氏(総研大 文化科学研究科国際日本研究専攻)
◎題 目:「〈民間宗教者〉概念の創出と展開」 
【報告要旨】
民俗学などにみられる「民間宗教者」とは、いったい何者であろうか。そのような疑問を抱いた時、我々は明確な回答を用意できるであろうか。ヒジリやミコ、山伏など「民間宗教者」とみなされるものたちについては個別の回答が可能だろう。だが、「民間宗教者」そのものについて概念の定義や対象、用法などを明確に指摘できないのではなかろうか。本発表は、民俗学および周辺諸科学において往々にして漠然としたイメージで論文や議論の場において使用され続けている「民間宗教者」という概念と用語に関して、その創出と展開について考察するものである。
【京都民俗学会事務局】
〒603−8301 京都市北区紫野北花ノ坊町96 佛教大学文学部 八木研究室
(075)-491-0240(内線7067) yagi-to@bukkyo-u.ac.jp

京都民俗学会第25回年次研究大会

★日 時:2006年12月3日(日) 午前10時より
★会 場:京都市学校歴史博物館(京都市下京区御幸町通仏光寺下ル橘町)
【大会プログラム】
* 10:00〜     開会あいさつ
 ☆ 10:10〜10:50  本多健一氏(立命館大学大学院)
        「信州遠山郷における霜月祭りの維持運営システム
−現代の祭礼をめぐる比較考察の試み−」
 ☆ 10:50〜11:30  福持昌之氏(愛荘町教育委員会)
        「近江の巫女神楽−太々神楽と湯立神楽−」
☆ 11:30〜12:10  川崎 正氏(教育課程研究所)
「金比羅信仰U−香川と京都」
* 12:10〜13:10  昼休み・展示見学
△ 13:10〜13:40  会員総会
 ☆ 13:40〜14:20  橘 尚彦氏(京都民俗学会会員)
「<京都忠霊塔>の計画と展開」
☆ 14:20〜15:00  川村清志氏(札幌大学文化学部)
        「<わざ>と<言語>再考−明石大蔵谷獅子舞の事例から−」
 * 15:00〜15:15  休 憩
◆ 15:15〜  特別企画:テーマ報告「今、博物館で何が起きているのか」 
 ☆ 15:15〜16:00  奥野義雄氏(佛教大学講師)
「指定管理者制度導入以前の公立博物館、学芸員、そして」
☆ 16:00〜16:45  印南敏秀氏(愛知大学経済学部)
        「市民博物館の可能性」
▽ 17:30〜 懇親会 「WITH・YOU」(中京区寺町錦上ル 075-241-0600)
★ 大会参加費…1500円(含、資料代・展示見学費) 懇親会費…5000円
★ 参加費並びに懇親会費は当日受付でお支払い下さい。
★ 一般参加歓迎。どなたでも自由にご参加下さい。懇親会への参加も歓迎します。
★ 一般研究発表は発表30分、質疑応答10分です。
【京都民俗学会 第25回年会事務局】
〒603−8301 京都市北区紫野北花ノ坊町96
佛教大学文学部 八木透研究室 075−491−2141(代表)

京都民俗学会 第194回談話会のご案内

新年おめでとうございます。本年もなにとぞよろしくお願い申し上げます。
日 時:2月2日(木)18:30〜
会 場:キャンパスプラザ京都 第3会議室
     JR京都駅西へ徒歩約五分
      会場の部屋が変更となる場合がありますので
      1階の案内を確認してください
発表者:佐藤亜聖氏
((財)元興寺文化財研究所 考古学研究室 主任研究員)
     山形隆司氏
((財)元興寺文化財研究所人文科学研究室 専門研究員)
     蘇理剛志氏 (佛教大学 非常勤講師)
題 目:「近世志摩の葬送墓制の一考察
     −三重県志摩市浄土近世墓地遺跡の調査成果から」
★当日会費として300円を徴収いたします。
★会員以外の来聴を歓迎いたします。

京都民俗学会 第24回年次研究大会

★日 時:2005年12月4日(日) 午前10時より
★会 場:京都市学校歴史博物館(京都市下京区御幸町通仏光寺下ル橘町437)
【大会プログラム】
* 10:00〜     開会あいさつ
 ☆ 10:10〜10:50  山中健太氏(佛教大学大学院)
        「戦後の山村生活における生活改善の地域的展開
               −台所の改善から見た生活変化を中心に−」
 ☆ 10:50〜11:30  崔 杉昌氏(佛教大学大学院)
        「韓国東海岸の地域祭祀の変貌−盈徳郡の事例を中心に−」
☆ 11:30〜12:10  城下奈美氏(関西大学大学院)
「女性の紋継承−“女紋”の発生について−」
* 12:10〜13:10  昼休み・展示見学
△ 13:10〜13:40  会員総会
 ☆ 13:40〜14:20  前野雅彦氏(南山城村教育委員会村史編さん室)
「南山城村の寒施行」
☆ 14:20〜15:00  魯 成煥氏(韓国蔚山大学校人文大学)
        「切腹は韓国人にとって何か?」
 ☆ 15:00〜15:40  市川秀之氏(大阪狭山市教育委員会)
        「肥後和男宮座論の再検討」
* 15:40〜16:00  休 憩
◆ 16:00〜17:00  特別研究発表 黒田一充氏(関西大学文学部)
        「祭祀に造られる施設−お仮屋を中心に−」
▽ 17:40〜 懇親会 「WITHYOU」(中京区寺町錦上ル 075-241-0600)
★ 大会参加費…1500円(含、資料代・展示見学費) 懇親会費…5000円
★ 参加費並びに懇親会費は当日受付でお支払い下さい。
★ 一般参加歓迎。どなたでも自由にご参加下さい。懇親会への参加も歓迎します。
★ 一般研究発表は発表30分、質疑応答10分です。
【京都民俗学会 第24回年会事務局】
〒603−8301 京都市北区紫野北花ノ坊町96
佛教大学文学部 八木透研究室 075−491−2141(代表)


まいど東大阪!まちかどミュージアム・歴史と文化・芸術の散歩道 幻の映画撮影所とミュージアム巡り
 
2005年11月23日(水・祝)・午前10時30分〜午後4時頃
T部 10時30分 豆玩舎(おまけや)ZUNZO(ズンゾ) 見学会
       ※帝国キネマ撮影所資料展 同時開催 
11時15分 記念講演「帝国キネマと東大阪」 講師:宇田 正先生        
12時15分〜13時00分 昼食(各自)       
U部 13時00分 幻の撮影所とまちかどミュージアム巡り(約3.8KM)

豆玩舎ZUNZO→山澤家の長屋門→司馬遼太郎記念館→馬立(うまんたて)の丘・弥栄神社→舟板塀・理容床寅・中小阪地蔵堂→喫茶美術館(ティ-タイム)→樟徳館(長瀬撮影所跡)→俊徳道→延命寺→小阪駅解散(16時頃)

※各ミュージアムの紹介等は下記に記載
参 加 費  一人2000円(記念講演参加費、3館入館料、資料代含む)
              交通費、お弁当・お茶等はご持参ください。
※近隣の食堂・レストランについてもご案内いたします。
  募集人数  20名(申込み先着順)
 ※1部・2部どちらかひとつだけの参加希望の場合の費用につきましては、ご相談ください。
申込み方法  はがき又はFAXにて住所、氏名、電話番号、年齢「幻の映画撮影所とミュージアム
巡り」1部・2部参加と記して下記あてに郵送ください。11月15日(火)締め切り
 申込み先   郵便番号577-0803  東大阪市下小阪5−1−21・山三エイトビル3階
                   豆玩舎ZUNZO宛 TEL・FAX06−6725−2545
第1部紹介
帝国キネマ撮影所
大正5年、現在の近鉄河内小阪駅近くに帝国キネマ小阪撮影所が開設。同9年には帝国キネマ演芸株式会社が創立され、年間100本以上の映画を撮影しました。昭和3年(1928)、小阪から長瀬へ移転し敷地約30,000
uに、3,000uのステージ2棟を含む近代的な撮影所を開設、東洋のハリウッドと称せられました。
昭和5年日本映画ベストテン第1位になった「何が彼女をそうさせたか」など最新の設備でトーキー(有声)映画の開発がなされ、当時のスターやスタッフが付近に住んでいました。しかし、この東洋一の撮影所も昭和
5年9月30日火災により全焼し、撮影所は京都太秦撮影所を借りることなり、長瀬に再建されませんでした。

宮本順三記念ミュージアム「豆玩舎ZUNZO(おまけやズンゾ)」
「ZUNZO」は、幼少の頃より こよなくおもちゃを愛し、絵画芸術を志した宮本順三のペンネームです。
「豆玩舎ZUNZO」は、宮本順三(1915−2004)がこどもの頃から蒐集した日本各地のふるさとの玩具、グリコのおもちゃ係として戦前・戦後を通じて小さな玩具を考案していた頃の作品と世界中を旅して集めた人
形と玩具、画家として世界の遺跡・祭などを取材し描いた作品と諸民族の歴史と文化を伝える資料を展示。
小さなおもちゃ箱と小さな博物館にこめた宮本順三の夢と宇宙がひろがる空間です。
宮本順三は1927年(昭和2年)に大阪市内から東大阪市に家族と共に移住し、少年期には自宅前の延命寺で行われていた帝国キネマの映画の撮影風景を見て育ち、町の歴史とともに生涯を過ごしました。

第2部紹介 
司馬遼太郎記念館
   司馬遼太郎記念館は、自宅と隣接地で構成されている建物で、庭は雑木林をイメージしています。
   記念館は、いろんなことを感じ、自由に考える場です。一歩中に入ると静のイメージにぴったりの空間です。
  展示室では、著書と資料がずらりと来館者を出迎え、11メートルある天井までの書庫に驚くばかりです。
  展示室の奥の天井には坂本竜馬の姿のような影が浮き上がっていて、本当に偶然なのかと感じることでしょう。
   
理容床寅と中小阪地蔵堂
理容床寅は、1884年に村営の床屋さんとして創業、現在の営業中。江戸時代に川底から見つかった石仏、中小阪地蔵と仲良く隣り合っています。   
                      
喫茶美術館
   洋画家・須田剋太氏のエネルギーあふれる抽象画・書などの作品と、陶芸家・島岡達三氏(人間国宝)の作品を展示。島岡達三氏の作品でコーヒーなどを飲みながらゆったりと美に親しめます。「あらゆる文化は
庶民の手によってこそ豊かになる。」“美と味”を大切にする和寧文化社と作家達との出会いによって生まれた小さなミュージアム群です。               

樟蔭学園樟徳館(長瀬撮影所跡)
昭和14年(1939)、長瀬撮影所跡に樟蔭学園初代理事長・森平蔵の邸宅として樟徳館を建設。材木商だったためにふんだんに良材が使用されている点が魅力です。

長瀬川沿いと延命寺
 大きな延命地蔵が見守る川のほとりは、町の憩いの場所。延命地蔵堂と川沿いの松林が時代劇の格好の場で、当時の人気俳優・市川百々介や尾上紋十郎の撮影風景が見られました。
「まいど東大阪まちかどミュージアムマップ」より抜粋


子どもの健全な発育にテレビはどう貢献すべきか・・

シンポジウム「テレビ・ネット文化と子どもの育ち」
      〜長崎・同級生殺害事件を契機にして〜


  日時:2004年9月10日(金)
      午後6時30分〜9時
  場所:京都市上京区烏丸上長者町角・
       KBS京都内「KBSホール」
    最寄りの交通機関・・
     京都市営地下鉄 丸太町駅または今出川駅から徒歩8分
            (京都御所 蛤御門の向かい側)   
   参加は自由・入場無料

 パネラー:京都市内の主婦
      宇治市内の小学校教諭
      岩崎貞明 メディア総合研究所事務局長
      春日井敏之 立命館大学文学部教授

 主催:民放労連京都放送労働組合
    市民のためのKBSをめざす実行委員会
  お問い合わせ先…民放労連京都放送労働組合Tel&Fax 075-451-4468
 
事件の背景にテレビやネットの影響も 
 長崎・佐世保の小6事件などここ数年、子どもによる殺傷事件が相次いでいます。
事件の背景は、一様ではありませんが、テレビやネットによる影響が大きいのでは
ないかと指摘する声が多く聞かれます。
 そこで、「テレビ・ネット文化と子どもの育ち」〜長崎・同級生殺害事件を契機
にして〜と題したシンポジウムを開催することになりました。
 パネラーの皆さんには、家庭や学校それにテレビ局から子どもとテレビの現状を
それぞれ出し合い、合わせて会場の市民の方からも意見や質問を出してもらい、
テレビが子どもの発育にどう貢献出来るのかを考えて見ます。

日本教育再考
 日本においても教育論議が色々されていますが、それでも状況が全く変わらないのは一体なぜなのでしょうか?
 残念ながら、よく言われておりますように、評論家の多い事が一因でありましょう。
我々がみんなで教育を議論する割に、実生活にそれを取り入れたり、実行したりする事が意外と少ないものです。また、偉いと思われておる方々が難しい言葉をこねくりまわした机上の空論、天下国家論にのみ傾倒し、実際の生活のなかで我々が何をやればいいのかについて、多くを語ってはくれない、という事もありますね。
 「おじいちゃん、おばあちゃん」方というのは本来、智恵の宝庫であるわけです。
最近の日本の風潮として、困難な時代を生き抜いたそうした偉大な先人たちを軽視する傾向があるように思われます。大坪さん 2001/1024


隼人サミット「古代隼人文化を語る」
        鹿児島放送でTV放映!
 

隼人サミット「古代隼人文化を語る」

隼人サミットの模様がTV放映!
2004年8月21日(土)、10時15分から鹿児島放送で、隼人サミットの模様がTV放送されます。
また、地元紙で8月4日の鹿児島の新聞、「南日本新聞」にも大きくとりあげられました、
鹿児島では南日本新聞にとりあげられれば、今回の催しが認められたというということになるようです。
 サミットの評価について、隼人町でも評判がよく、出席された方も有意義な一日だったと話されていました。

開 催 日 : 平成16年8月1日(日)
 開催時間 : 午前9時45分〜午後4時15分
 開催場所 : 隼人町農村環境改善センター(隼人町役場近く)
      鹿児島県姶良郡隼人町内山田1丁目14番10号
      入場無料 定員600名 要申込み 
  問合せ先 隼人町立隼人塚史跡館0995(43)7110
サミット出演者
 特別講演  10時15分〜
  森 浩一 考古学者・同志社大学名誉教授

シンポジウム13時30分〜
 進 行 役 原口 泉 鹿児島大学法文学部教授
 指導助言 井上満郎 京都産業大学教授
 パネラー 下野敏見 民俗学者 元鹿児島大学教授 
      小泉芳孝 京田辺市郷土史会理事
      角田博文 奈良県五條市阿田郷土史探求会幹事長
      藤浪三千尋 隼人町教育委員会

http://www.eonet.ne.jp/~koizumi/


隼人サミット「古代隼人文化を語る」
                                     鹿児島県隼人町
目的
 隼人町一帯は古代日向国の大隅、阿多の中央に位置し、曽の国と呼ばれていました。
 この地域は一宮正八幡宮である鹿児島神宮を持ち、海幸・山幸伝説など神武東征に係る伝説が数多く
存在します。鹿児島神宮には、山幸が龍宮から持ち帰ったとされる、潮満玉と潮引き玉が保管されてい
ると言われています。また、天皇の即位の礼に舞われるとされる隼人舞も千年もの時代を経た現在でも
受け継がれていると言われます。

 この隼人舞が庶民化し、祭事などで舞われ、せばる隼人舞・京田辺市の隼人舞、さらに猿楽・能楽へと
進化したものと言われています。これらの事が物語る古代隼人の文化とは、古代日本の形成に大きく影
響した事が伺えます。
 今回の隼人サミットでは、隼人に関する講演やシンポジウムのほか京田辺市の隼人舞や鹿児島神宮の
隼人舞の競演を予定しています。シンポジウムでは、考古学者や隼人研究者それに民俗学者らとともに、
隼人の竹と文化、機内隼人の歴史、海幸・山幸の神話それに隼人と竹取物語との関係などの隼人の文化を
掘り起こすことになっています。
 

 開 催 日 : 平成16年8月1日(日)
  開催時間 : 午前9時45分〜午後4時15分
  開催場所 : 隼人町農村環境改善センター(隼人町役場近く)
        鹿児島県姶良郡隼人町内山田1丁目14番10号
       入場無料 定員600名 要申込み 
        問合せ先 隼人町立隼人塚史跡館 0995(43)7110

サミット出演者
 特別講演  10時15分〜
  森 浩一 考古学者・同志社大学名誉教授

シンポジウム13時30分〜
 進 行 役  原口 泉 鹿児島大学法文学部教授
 指導助言 井上満郎 京都産業大学教授
 パネラー 下野敏見 民俗学者 元鹿児島大学教授 
      小泉芳孝 京田辺市郷土史会理事
      角田博文 奈良県五條市阿田郷土史探求会幹事長
      藤浪三千尋 隼人町教育委員会

《開催スケジュール》
  ビデオ観賞「南の疾風・隼人」ダイジェスト 
  特別講演 森 浩一「隼人と日本文化」
  隼人舞T 鹿児島せばる 休息 隼人舞U京田辺市
  シンポジウム 13時30分〜15時50分
  テーマT「日本神話の中の隼人」海幸・山幸などの神話、隼人と竹
  テーマU「機内に移住した隼人」京田辺・阿田への移住、竹取物語
  隼人舞V 鹿児島神宮 15時50分〜 

《参加者略歴》
  ☆ 森 浩一 同志社大学名誉教授
     1928年大阪市生れ 同志社大学文学部卒業。
     専攻:日本考古学 日本文化史学
     著書:『交錯の日本史』(朝日新聞)『日本神話の考古学』他多数
  ☆ 原口 泉 鹿児島大学法文学部教授 
     著書:『鹿児島歴史散歩』他 
  ☆ 井上 満郎  京都産業大学教授
     京都大学卒業 大隅隼人の移住先に在住
     専攻:日本史 考古学(日本古代史研究)
     著書:『古代・中世の政治文化』『平安京』他多数
  ☆ 下野 敏見  元鹿児島大学教授
     鹿児島県知覧町出身 鹿児島大学文理学部卒 
     62年、第一回柳田国男賞。90年「東シナ海文化圏の民族」で南日本出版文化賞。
     著書:『隼人の国の民族史T・U』『南九州の伝統文化T・U』他多数
  ☆ 小泉 芳孝 京田辺市郷土史会理事
     1947年京都府生れ 近畿大学法学部卒業・佛教大学文学部卒業
     職歴:京都放送勤務
     専攻:日本民俗学・郷土史・京都民俗学談話会会員 京都地名研究会常任理事
     著書:『稲作民族の源流 日本・インドネシア』
     投稿:『竹取物語』かぐや姫の里京田辺市
  ☆ 角田 博文 奈良県五條市阿田郷土史探求会幹事長
  ☆ 藤浪 三千尋 鹿児島県隼人町教育委員会


mansonge's japanese folklore ======================================
          mansonge の「ニッポン民俗学」から  2001-02-18 NO.054
 [バックナンバーはこちら]→  http://www.kcn.ne.jp/~tkia/mjf/
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   ■■ニッポンとは「梅干し」か、それとも「ラッキョウ」か■■  
更新2010年10月28日
               (一)
 奇妙な題をつけたが、ニッポンと日本というものを問いたいのである。まず、この小論での用字に
ついてお断りしておく。「日本」の語は、現在の日本国・日本人・日本語に連なるものを言うときに
用いる。厳密に言えば、「日本」の成立は平安前期のことである。あえてその「中心」を取り出せば、
それは「天皇」である。天皇こそが「日本」であると言ってもよい。次に「ニッポン」の語であるが、
その「日本」を含んだ、より広義な概念として用いたい。
例えば、「日本」成立以前の「ニッポン」列島とかとだ。

 「ニッポン=日本」ではない。森首相の「日本は昔から(日本の)天皇を中心とした(日本の)
神の国である」との発言はトートロジー(同語反復)のように見えるが、現代日本人がよく起こす
自己言及的な論理エラーの一つである(注)。
この論理エラーを誰が普及させたのかというと、明治政府である。明治政府は王政(=天皇制)を
復古させたが、それを武家政権以前の平安王政に止めずに、さらに遡らせて王政の始まりを初代
神武天皇とし、その始原を紀記神話に接続したのであった。

(注)自己言及的な論理エラーとは、例えば、嘘つきが「私は嘘つきではない」と言ったとき、この
言葉は真実であろうかそれとも嘘であろうか、というような判定不可能なパラドックスのことである。
森首相の発言はそのまま受け取れば無意味である。「日本は日本だ」と言っているにすぎない
からだ。しかしその含意は「嘘つき」に似て、「日本」は「ニッポン」とも取れ、その場合は「ニッポンは
昔から日本だ」と言っていることになり、ニッポンと日本がすり替えられている。なお、「(日本の)
天皇を中心とした(日本の)神の国」については後述する。

 戦後日本人はそういう神話に接合された歴史を否定し去ってきたはずであったが、「ニッポン=
日本」とするのはひとり森首相ばかりではない。果たして幾人の日本人が、縄文(や弥生)「時代」
を日本の歴史ではなく、ニッポンの歴史の中の出来事だと判別できているであろうか。「縄文時代=
日本の古代」とするのは、むしろ現代日本人の常識ではないだろうか。これは、戦前の「神話時代」が
「縄文時代」と入れ替わっただけで、実は「ニッポン=日本」の等式自体は、何ら変わらずにそっくり
そのまま生き残っているものだと言ってよい。

 確かに縄文文化は天皇制とははっきり異質であり、どちらかと言えば、弥生文化の中から生まれ
出たように思われる。しかし日本人の深層には縄文文化があると言われている限り、それも日本の
文化でなければならない。つまり、ニッポンの縄文文化は日本の縄文文化となり、「ニッポン=日本」
の論理エラーの呪縛が繰り返されるのである。この「ニッポン=日本」の等式が成り立っている限り、
永久に日本人は「日本」を超え出ることはできない。これは論理的な帰結である。

 この論理についてもう少し説明しよう。日本人が、日本とは何か、日本人とは何か、日本語とは何か、
というような問いを立てる。そのような問いは、当然、日本以前のニッポンに及ばざるを得ない。しかし
結局そこに見出されるものとは何か。「ニッポンの中の日本」である。あとは道筋はともあれ、その日
本がニッポンを覆っていく過程にすぎない。そしてその日本の中心は天皇である。かくして、天皇の
歴史こそが日本国・日本人・日本語の歴史となる。天皇こそ日本人そのものなのである。

               (二)

 日本を、確定的な平安前期からもっと遡らせてみよう。「日本」と「天皇」を宣言し、紀記編纂を命じた
天武天皇まではひとまず可能である。それ以前は「倭(ヤマト)」と「大王」の時代となる。それでも
推古天皇・聖徳太子の時代を経て、何とか応神・仁徳それに雄略天皇の古墳時代中期(「倭の五王」
の時代)まで、日本の始まりを仮に引き上げたとしよう。しかしここから先は、そすなわち、四世紀を
もって日本つまり大王(天皇)の確たる足跡は途絶えるのである。では何故に「ニッポンは昔から日本」
であるのか。私たちの「失われた輪」(ミッシング・リング)に残された鍵は二つある。紀記と魏志倭人伝
である。実はこれらの鍵を使った日本の始原探究は江戸時代に始まったばかりなのである(もう十分に
長いとも言えるが)。倭人伝の邪馬台国を、わが北九州あるいは畿内にありとしたのは新井白石である
(卑弥呼を神功皇后とした)。

 さらに本居宣長である。そして彼こそが「ニッポン=日本」の等式の定立者である。宣長は半生を
かけた『古事記伝』で、『古事記』こそが「上の代の正実」を語るものであることを執拗に説く。ここに
日本・日本人・日本語の始原があると強く述べたのである。なぜ古事記なのか。最古の書物であり、
その序に太安万侶が稗田阿礼の口誦を書き記したものだとあったからだ。これこそが当時の和語
(日本語)を最良に書き写し取ったものだと宣長は確信したのである。

 宣長が「和魂漢才」の意味を最終確定した。『うひ山ふみ』にこうある。「道を学ばんと心ざすともがらは、
第一に漢意、儒意を、清く濯(すす)ぎ去て、やまと魂をかたくする事を、要とすべし」と。すなわち、
外来の漢意(からごころ)を拭い去れば、日本人古来の「やまとごころ」が現れると。ここには、ニッポン
には始めから日本人というものがいて、その後に中国の文明文化を吸収したのだということが立言
されている。

 つまり、ニッポン人はそのまま日本人であったと。和語(やまとことば)も始めからあって、その文字の
ない口語を、漢字を用いて文語に写し取ったにすぎないと言うわけである。そして宣長に従えば、
古事記に記されたことが真実の歴史なのだから、ニッポンには始めから日本の神々とその子孫である
天皇がいたということになる。こうして「ニッポン=日本」の等式は完成する。

 宣長の等式の普及者は、前述のとおり明治政府である。明治政府は紀記編纂期の白鳳政権に
似ている。ともに大変な対外緊張期の政権であった。もちろん単純な同一視はできないが、そこで
求められたのは、外圧に耐え得る「日本という主体」であった。この列島が古来、日本国と日本人に
属するという強い主張が求められていた。つまり「ニッポン=日本」の等式が求められていたので
ある。つなげないものをつなぐ冒険が明治に再び行なわれ、私たちは未だにその呪縛から抜け出
せずにいる。

               (三)

 ニッポンと日本を試みに分離・分解してみよう。まず、日本国だ。概括的な支配は、壬申の乱と
いう統一戦争を勝ち抜いた天武政権のときに成ったと言ってもよいが、東北地方の過半を含めた
列島の実効支配はせいぜい奈良時代以降であろう(注)。それまで東日本その他の遠地は、
畿内ヤマト王権の植民地もしくはその傘下の分封国、つまり日本は実質的には連合国状態だった
と言えよう。さらに時代を遡れば、ヤマト王権とは畿内の連合政権であり、一方では朝鮮半島南部
との連合政権でもあっただろうし、その頃の関東・東北地方などは外国と言って差し支えないだろう。
すなわち、ニッポン列島は始めから日本国では決してない。ニッポンは「日本列島」という枠組みを
一度壊さなければ決して見えては来ない。

(注)中には一時的な国もあるが、薩摩(現鹿児島県西部)国は701年、出羽(でわ:現山形・秋田
両県)国は712年、丹後(現京都府北部)・美作(みまさか:現岡山県北部)・大隅(おおすみ:
現鹿児島県東部)国は713年、能登(現石川島県北部)・安房(あわ:現千葉県南部)・石城(いわき:
現福島県西部)・岩代(いわしろ:現福島県東部)国は718年、諏訪(現長野県南部)国は721年の、
それぞれ設置なのである。
 これらは広域地を分国して出来た国々であるが、その地の統治がこのとき実質的に有効なものと
なりつつあったこと、それまではそうではなかったことを示しているだろう。
 そして陸奥国は征服途中で、724年の段階では現仙台市近くの多賀城に至っているところであった。
なお、東北蝦夷の征服は鎌倉幕府創建の源頼朝によってようやく達成されたと見てよい。これが
本来の「征夷大将軍」の意味だ。

 次に日本語の問題である。日本語は未だに解明されない言語である。これは何を意味しているの
だろうか。起源を失うほどの諸言語の混淆に他ならない。
つまり、それを担っていたニッポン人も出自はバラバラなものだったのであり、漢語(中国語)の助け
を借りて、ようやく八世紀近くに統一言語としての日本語を形成するに至ったということだ(完成は
さらに遅れる)。『古事記』や『万葉集』にはその苦闘の跡が残されている(『日本書紀』は漢文=
中国語である)。

 先入観を正しておきたいが、少なくとも平安前期までは漢文(中国語)が日本の「真名」(公用語;
「仮名」に対する語)であった。宣長が誤解、いや創作したのは、漢語に対応する「口語としての
日本語」(訓読みとしての「やまとことば」)が始めからあり、それが仮名交じり文を可能にしたという
ことだ。様々なニッポン語はあっただろうが、それらは未だ日本語ではなかった。

 日本語は中国語の漢字を用いるが、中国語と日本語は違う。しかし漢字仮名交じり文で古代
中国語が理解できることから、中国語と日本語に対する誤解が日本人には深く染み込んでいる。
これは、古代日本人(荻生徂徠によれば、それは吉備真備だ)があまりに上手く漢字書き下しの
方法(漢文訓読法)を発明したせいだ。言うまでもなく、書き下し文とはどこまで行っても英文解釈
同様の日本語翻訳にすぎない。音読みと訓読み(どちらも日本語)の違いで済む問題ではない
のである。

 一方、両者の親和性はどこに由来するものかにも思いを致さねばならない。
事実は転倒されている。日本語があったのではなく、漢語と漢文法に接することで、日本語は
形成されたのである。実際、片仮名とは漢字の略字であり、平仮名とはその別字である。
中国語とは異なる語順も、中国語と接することで整備されたと考えるべきだろう。無論、数多くの
口語のニッポン語の語群とその文法は吐き捨てるほどあっただろう。しかしそれらの日本語への
統合は、反応(リ・アクション)として生まれた。第一主体は中国にあったと言わざるを得ない。

 そして日本人についてである。民族は言語の担い手でもあるので、日本語の成立過程が日本人、
いやニッポン人の姿を示しているのだろう。太古から考えれば、少なくとも三系統の流れを筆者は
想定する。北(樺太・北海道および日本海経由)からのアルタイ・ツングース諸族、南(フィリピン・
台湾・琉球経由)からのオーストロネシア諸族、西(中国江南・山東半島・朝鮮半島経由)からの
倭族(広義の中国人)である。最後の西方ルートには、いわゆる漢民族そのものを含めてもよい。

 ニッポンの中核となったのは倭族である。文明度と人口数からもそうなる必然があった。それが
「弥生文化」であると推測する。これは別に古代ニッポンに限ったことではないのだが、日本人も
渡来人相互の混血の中から生まれたのだ。紀記に記される「渡来人」とは、到着が後か先かの
違いにすぎない。事実、天孫ニニギ命や神武天皇も「渡来=天(海)下り」したと書かれているで
はないか。大きな渡来と混血は奈良時代まで続いた。つまり、この頃まで日本人というアイデン
ティティーは揺れて定まらなかったのである。

               (四)

 ここで改めて、森首相の例の発言に戻ろう。「ニッポンは昔から(日本の)天皇を中心とした
(日本の)神の国である」。果たしてそうだろうか。まず第一に、日本は成立以来、一貫して
神仏習合の信仰を保持してきた国である。寺には社があり、宮には堂があった。そしてその
「仏教」とはすべて、中国語に翻案された仏教原典に基づくものである。この「日中習合」は、
日本というものの解明にとって実に暗示的である(ただし「中国」とは何か、という課題を
克服せねばならないが)。

 古事記に依拠して「ニッポンは日本の神の国」という純神道を編み出したのは本居宣長で
あり、それを幕末の尊皇運動にまでつながるものとして咀嚼したのは平田篤胤である。
しかし彼らの原典『古事記』(ふることぶみ)の神々とは、日本人にとって果たして何なのだろうか。
その上巻は、古代豪族(すべて渡来人)が奉斎した神々の神名総覧物語である。誰が
天照大神を知っていたであろうか。「天照大神」という漢字で書かれた神名とともに、その神は
現れたのである。紀記とは日本の天皇と豪族たちのための神話(すべての神話は創作
物語であり、かつ古い物語とは限らない)であったことを忘れてはならない。

 また、ニッポンには日本の神ではない神もいた。例えば、八世紀初頭の大隅国設置を
めぐってヤマト王権が隼人族と戦っていたが、そこには隼人族の神がいた。それが石体宮
(しゃくたいぐう)である。その神の地を奪って建てられたのが大隅正八幡宮(大隅国一の宮
であり、明治の神仏分離で「鹿児島神宮」と改称)であった。ニッポンの神と日本の神の習合、
つまり「神々習合」もあったということだ(八幡神は厳密には日本の神でもないのだが、ここでは
割愛する)。

 さらに古事記そのものにまで、日本の神ではない外来の神が実は入っている。スサノヲ命の
子神に大年神という神がいて、その神の子神(スサノヲ命の孫神に当たる)として二十柱の
神名が書き記されているが、少なくともそのうち九神は朝鮮から来た神々である。韓(から)神、
曽富理(そおり)神、白日(しらひ=新羅)神、聖(ひじり)神、奥津日子(おくつひこ)・比売(ひ
め)神(二神はかまど神)、阿須波(あすは)神・波比岐(はひき)神・庭高津日(にわたかつ)
神(三神は神楽の庭火神)。これらは朝鮮渡来の秦氏がもたらし、その童女たちが直接奉斎した
神々である。

               (五)

 「民族」というアイデンティティーは、言語(langue:ラング)によるものである。だから、その
分裂は民族意識の分裂となる。ニッポンも日本語を形成・共有することによって日本人が
形成されたのだ。端的に言っておくと、アイヌ語が日本語でないのならアイヌ人は日本人では
ないし、古代の蝦夷や隼人とは日本語を共有することを拒んでいた「異」民族だったということだ。
(日本語成立論と付録としての中国人論は、またの機会のお楽しみとして取っておこう。)

 日本語つまりは日本人成立の画期を成すものの一つとして『古今和歌集』があることは断言
できる。かの紀貫之によって叙されたその序には「真名序」(漢文)と「仮名序」(和文)が仲良く
並んでいる。その勅撰を命じたのは醍醐天皇である。天皇とは日本語の王に他ならない。
日本語を「やまとことば」だと信ずることが、和歌を日本人と天皇に固有のものとし、また宣長が
言ったように和歌を詠むことがニッポン人を日本人にする。宮中歌会が終焉を迎えるときに、
日本はニッポンへと連れ戻されることになるのだろう。

 現代において最も日本らしいものとされている文化のほとんどは、室町時代に中国(当時は
明朝)文化に対抗(反応)して出来たものである。日本庭園、華道、茶道、日本料理、日本舞踊、
日本画、能と狂言などだ。現代日本語とのつながりという観点からも、現代日本人の精神は
この頃が始原である。平安以前の古代とは、古語と現代語との意味の相違の隔たりからも、
いまの日本人とは隔絶した精神世界だと想像できるだろう。ましてや、日本と天皇の揺籃期と
見なされがちな弥生時代とは…。

 そこで「邪馬台国」である。それを北九州にあったと主張する説は、皇国神話史観に対して
歴史実証主義の「科学的」史観に属するように見えるが、予期に反してそれは国学派の思想
なのである。どういうことか。中国皇帝の冊封王となった卑弥呼は、日本と天皇の系列とは異なる
と言いたいことがその趣意なのである。では、日本と天皇はどこにあったのか。ヤマトは大陸とは
離れた畿内にあったというわけだ。この主張は本居宣長のものであり、日露戦争後、明治の
白鳥庫吉が復活させた日本独立主体派の思想なのである。

 日本とは、ニッポンとニッポン列島を東アジア世界から「日本」という形に裁断してくり抜き、
「ニッポン=日本」という枠組みを固定してしまう言葉なのである。そこから固有性や主体性、
 さらには特殊性や超絶主義(ウルトラ・ナショナリズム)が絶えず再生産されている。しかし、
その日本を象徴する「天皇」という漢字そのものが、「昔から」中国とその皇帝に対抗しようとし
て生み出されてきた「日本」の東アジア性をかえって暴露している。

 明治政府が明治天皇とともに、社会契約説に基づく近代立憲君主国家を築き損なったのは、
近代東アジア世界で欧米諸国に伍する「一国近代国家」を形成・維持しなければならなかった
せいだ。過去を虚心坦懐に見つめ直そうという努力はなされたが、これを全うできるだけの余裕
はなく、いま現在の既成事実だけに基づいて社会進化論的、事大主義的な歴史観を、すなわち
日本と天皇のための新たな紀記を再生産せなばならなかった。近代日本人(そして戦後歴
史学も!)は、日本をニッポンという普遍性へと解放・開放することを選ばなかったのだ。

 古代ニッポンの実態は、汎東アジアへと解放・開放されている。縄文時代も弥生時代も決
して孤立した日本列島だけの歴史なのではない。それらは実に、中国大陸、朝鮮半島、日本
海北岸、北海道・樺太、また琉球や台湾などともつながった東アジアの中のニッポン列島の
歴史なのである。そういう意味で、邪馬台国は日本にはなかった、と言える。国家や民族とは
人間が絶えず生み出し続ける幻想である。それは言語によって生じる。日本という共同幻想を
私たちは生きている。


(あとがき)
 本稿は、筆者による一連の日本探究の一つの結論かと思われる。日本語がその鍵を握って
いる。その日本語については稿を改めて述べてみたい。それから、一連の拙論の読者の方
ならご了解頂けると思うが、本稿は日本人を決して貶めるものではない。また天皇を蔑ろに
せんとするものでも無論ない。私たちの明治国家自身が闡明しようと一度は試みたが、状況が
これを許さず成し得なかったことをちらりと代弁してみたにすぎない。それにしても指弾すべきは、
いまも「ニッポン=日本」史観をのうのうと継承し、恥じることなく再生産し垂れ流し続ける日本
歴史学である。


[主な典拠文献]
石川九楊「本居宣長から疑え」(『中央公論』2001年2月号)
子安宣邦『宣長問題とは何か』ちくま学芸文庫
小路田泰直『「邪馬台国」と日本人』平凡社新書
大和岩雄「秦氏は『古事記』に関与している」(『秦氏の研究』所収)大和書房
    ┌────────────────────────┐
    │    ● mansonge の「ニッポン民俗学」●     │
    │     発行所:TKIA人間学研究所       │
    │     発行者:萬遜樹(まんそんじゅ)    │
    └────────────────────────┘
 「日本」とは何か。「日本人」とは何か。いま揺れ動く、日本と日本人の〈原点〉と〈深層〉に
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棚田支援市民ネットワーク http://www.avis.ne.jp/~ogit22/tanada.htm


 発行者:小泉芳孝(日本民俗学・郷土史家) kyoto japan
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